子育て ひだかの魅力再・発・見

今回の「ひだかの魅力再発見」は、「日中韓子ども童話交流2025」に参加し、また昨年度には第70回青少年読書感想文全国コンクールで全国学校図書館協議会長賞を受賞した安藤栄一朗さんをご紹介します。

■「日中韓子ども童話交流2025」に選ばれ、中国の北京で一週間の国際交流に参加
安藤栄一朗さん(高萩小)

▽分からないが、分かった!それがとっても面白い
本を読んでいる時やテレビを見ている時に分からないことがあると、つい夢中で調べてしまいます。身の回りの疑問を調べるのが大好きで、だから今回の事業にも参加の声がかかった時に迷わず参加を決めました。
「日中韓子ども童話交流」で今年は中国の首都北京に行きました。
現地では自分と同じように選ばれた日本、中国、韓国の仲間でグループになり、メンバーごとにそれぞれページを振り分け、一冊の絵本づくりに取り組みました。通訳さんがいましたが、常にそばにいてくれるわけではないため、話の流れを決める相談や、それこそペンを一本借りるのにも一苦労でした。それでも集団生活を送る中で、通訳さんや翻訳アプリなどの力を借りながら意見を交わし、3日かけて世界で一冊のオリジナル絵本を完成させられました。
他のグループや大人に向けての発表は、始まる前はとても緊張しましたが、いざ始まれば、緊張することなく、しっかりと自分の担当ページの発表をすることができました。ただ、作っているときに話し合った物語の流れと発表時の物語の内容が違って、びっくりしました。外国の人との交流は通訳さんやアプリがあっても難しいのだと感じました。
今回の事業に参加し、外国での言葉や生活習慣が違う中、みんなで作業するという経験は、日本にいては学べないことを学べた、とてもいい体験でした。