子育て 教育相談室だより…512 やる気を育てるために

10月は本年度の折り返し点です。子どもたちには、「やる気」を持って学校生活後半を乗り切ってほしいものです。
そこで、『子ども励まし十か条~やる気にさせる親の知恵』(埼玉県家庭教育振興協議会から発行された小冊子)の中から紹介します。

■第一条自分のことは自分でさせる
何もさせない教育からは、やる気・強い意志・たくましい意志は育たない。

■第二条目あてを与える、目あてを持たせる
やる気は、ある目標に立ち向かう中で引き出せる。

■第三条やったことをまず認めてあげる
努力したことや進んでやったこと、自己表現できたことなどをまず認める。

■第四条たまには困難を与える
自分で困難なことに立ち向かい、壁を打ち破る気持ちがやる気につながる。

■第五条上手にほめる
本気で、しかも具体的にほめる。

■第六条上手に叱る
叱る側が冷静さを失わずに、真剣に、そしてなぜ叱られているのかわかるように叱る。

■第七条好きなことに熱中させる
好きなことに熱中したときのやる気やがんばる気持ちは、他の場面においても必ず役立っていく。

■第八条失敗を許す
失敗したことをきちんと見つめさせ、そして励ます。

■第九条親の「やる気」はほどほどに
期待しすぎると、子どもはかえってやる気を失う。

■第十条明るく温かい家庭づくり
家庭内に不安がないように明るく温かい家庭をつくるよう心がける。

「やる気」は、一朝一夕にして子どもに身に付くものではありません。焦らず、長期的にいろいろな体験をさせながら大事に育ててください。