- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県吉川市
- 広報紙名 : 広報よしかわ 2025年3月号 No.830
■“健康寿命”延伸を目指したアプローチ
令和6年12月1日の日経新聞でマレーシア前首相マハティール氏(99歳)の関連記事を拝見しました。92歳で再び首相になったマハティール氏はインタビューにこう答えています。「老いは経過した時間(年齢)だけで決まるものではない、身体的な健康状態、つまり機能の仕方で決まる。」
加齢とともに腎機能、心機能、呼吸機能、認知機能などが低下します。高齢者は糖尿病、慢性腎臓病、動脈硬化性疾患、骨関節疾患(骨粗鬆症等)、認知症などが増加し、転倒、低栄養、口腔機能障害、虚弱(フレイル)、筋力の低下(サルコペニア)などの老年症候群も来しやすくなります。これらに抵抗し健康長寿を実現するには、継続的な運動と適切な食事、そして社会参加が重要です。栄養に関しては、世界遺産になった伝統的な日本食(米飯・魚介類・野菜・海藻・大豆製品・緑茶などを中心とした植物性蛋白の摂取量が多く、牛や豚肉の摂取が少ない)のパターンは総死亡リスクの低下、要介護や認知症の予防に良い影響がある事が知られています。またスクワットや腕立て伏せ・ダンベル体操などの筋トレ運動習慣は大切です。スーパーの買い物、図書館通い、公民館の各種アクティビティへの参加など社会との関わりを保つことが必要です。
世界随一の長寿国として超高齢社会を突き進む日本において、元気な高齢者が社会でも活躍出来る可能性は十分にありますし、現在の労働人口不足の解消にもつながります。
吉川松伏医師会 さくら医院
岡山文章(おかやまぶんしょう)先生
■帯状疱疹ワクチンの定期接種が始まります
令和7年度から帯状疱疹ワクチンの定期接種が始まります。対象の方には、4月上旬までに通知をお送りします。
対象者:市内に住所があり、次のいずれかに該当する方
・令和7年度中に65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳になる方、および100歳以上の方
・60歳以上65歳未満の方で、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に身体障害者手帳1級相当の障がいがある方
期間:4月1日(火)~令和8年3月31日(火)
費用:一部公費負担あり
■令和7年度がん検診について
▽集団がん検診(胃がん、乳がん、子宮頸がん)について
4月から申し込みの受け付けを開始します。はがきでの事前予約が必要です。
▽個別がん検診について(期間:4月12日(土)~9月30日(火))
実施医療機関に事前予約が必要です。
※詳細は広報よしかわ4月号と一緒に配布する「令和7年度がん検診等のご案内」をご確認ください。
■献血情報(越谷レイクタウン献血ルーム)
場所:イオンレイクタウンmori1階
受付時間:
[成分献血]午前10時~午後4時30分
[400・200ml献血]午前10時~午後5時30分
問合せ:
【電話】987・3737
■産直ウォーキングの参加者を募集します
市内の産直販売所3カ所(鶏卵、花き、野菜)をウォーキング(距離は約5キロ)で巡ります。
※産直販売所での購入は、現金のみになります。
日時:3月27日(木)午前9時~11時30分
※市役所集合
対象:1キロを15分以内で歩くことができる市民の方
定員:先着25人
持物:動きやすい服装、飲み物、タオル
申込:3月10日(月)から18日(火)までに電話で健康増進課へ
◆無料口腔衛生相談(要予約)
吉川歯科医師会では、無料の口腔衛生相談を実施しています。電話予約の上、来院してください。
▽3月の当番医(吉川歯科医師会)
・だて歯科クリニック
【電話】983・8148
・けやき歯科
【電話】981・2002
◆乳幼児相談のお知らせ(会場は保健センター)
日時:4月14日(月)午前9時30分~10時30分
内容:身体測定、保健師や栄養士による発育・発達面の相談
定員:先着25人
持物:母子手帳、バスタオル(0歳児)
申込:電話または直接、健康増進課へ
※健康診査(4カ月・1歳8カ月・3歳4カ月)および7カ月児相談については、市ホームページをご確認ください。
このページに関する問い合わせ:健康増進課
【電話】982・9803、9804
【FAX】981・3881