- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県三芳町
- 広報紙名 : 広報みよし 令和7年5月号
■Let’s go! 子どもから大人まで、みんなが幸せ!
おそとde始まるみんなの未来
誰もが集うことができるひらかれた場所、屋外施設。みんなにやさしい町をめざすため「おそと」からの取り組みが始まっています。
子どもたちの楽しそうな声が響く、竹間沢の新開公園。ここに特徴的な形が目を引く新しい遊具が設置されました。
くねくねとした形の「スネークジャングル」。登ったりくぐったり、自由な遊び方ができるこの遊具は、公園近くの竹間沢小学校の子どもたちの意見を取り入れて設置されたものです。
◆自主性が育つ取り組み
2月20日(木)、新開公園に竹間沢小学校2年生の子どもたちが集まり、スネークジャングルのお披露目会が行われました。自分たちで選んだ遊具が実際に設置され、目を輝かせる子どもたち。お披露目後はさっそく遊びはじめ「楽しい!」とたくさんの笑顔がはじけていました。みんなで選んだ、特別な想いが詰まった遊具。子どもたちの意見を取り入れたこの取り組みは、自主性を育むことにもつながっています。
◆子どもの意見を町へ
未来を担う子どもたちの意見を大切にする取り組みが、今、町で動き出しています。
三芳町は昨年12月、ユニセフが推進する「子どもにやさしいまちづくり事業(CFCI)」の候補自治体として県内で初めて承認され、子どもをまちづくりの当事者として位置づける取り組みを進めています。
子どもにやさしい町はみんなにやさしい町。三芳町は誰もが幸せになれる町をめざしていきます。
○Topics みんなが幸せなまちへ
CFCIってなに?
CFCI(Child Friendly Cities Initiative)とは「みんなが幸せになれるまち」をつくるために、ユニセフ(国連児童基金)が推進する「子どもにやさしいまちづくり事業」のこと。市町村などで、子どもをまちづくりの主体、当事者として位置付け、子どもの権利条約を具現化する活動です。
子どもの権利条約4つの原則
(1)差別の禁止
(2)子どもの最善の利益
(3)生命・生存および発達に対する権利
(4)子どもの意見の尊重
◆公園から始まる共生
みんなにやさしい町に必要なのは、誰もが気軽に集まり、交流することができる「インクルーシブ」な環境づくり。インクルーシブとは「すべてを包み込む」という意味で、年齢・性別・国籍・障がいなどに関わらず、みんながお互いを受け入れることをさします。公園をはじめとしたひらかれた施設は、様々な人が集まりコミュニケーションが生まれる場所。町では、そんなインクルーシブな屋外空間づくりのために、誰もが楽しめる遊具の設置や、地域の人と子どもたちをつなぐコミュニティづくりといった取り組みを進めていきます(下参照)。みんなにやさしい町をつくるために一番大切なのは、たくさんの人と関わりあうこと。その第一歩として、町の公園や屋外施設に足を運んで、その場にいる人々と同じ空間を共有してみませんか。春の風が思いがけない出会いを運んできてくれるかもしれません。
○インクルーシブな新施設に屋外広場を建設中!
藤久保地域拠点施設にインクルーシブな屋外広場を建設中!
令和8年9月の開業をめざして建設中の新施設「藤久保地域拠点施設」。小学校や図書館などの施設が集まる一角、子育て支援ゾーンの屋外広場に、誰もが楽しめるインクルーシブ遊具を設置予定です。遊具の選定には町の子どもたちの意見を取り入れます。
○地域のコミュニティづくり
世代を超えたつながり 自然の中の居場所
「プレーパーク」と呼ばれる遊び場では「プレーリーダー」という大人のサポートを受けながら、自然の中で自由に遊ぶ子どもたちの姿が見られます。子どもの居場所を地域の大人たちが見守るというコミュニティづくり。町では、今年度のプレーパーク実施に向けて取り組みを進めています。
○Let’s go! 連休は三芳で屋外レジャー
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この機会に、ぜひチェックしてみてください。