- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県寄居町
- 広報紙名 : 広報よりい 令和7年10月号
■中学生海外相互交流事業
寄居町では、アメリカ合衆国オハイオ州メアリズビル市との間で「中学生海外相互交流事業」を実施しています。
町とメアリズビル市は、両市町にホンダの工場があったことから交流が始まり、平成25年12月に友好宣言書に調印しました。その後、平成27年度から、お互いの文化や教育に対する理解を深め、国際化社会に対応する人材を育成することを目的に、中学生の相互派遣による交流を進めています。
今年度は、町の中学生10人をメアリズビル市へ派遣し、8月23日から29日までの7日間滞在しました。生徒たちは、市内の学生がいる家庭にホームステイをしながら、学校体験や市内施設の見学等、さまざまな体験をしてきました。
(DAY1)8/23
寄居町で結団式・出発、メアリズビル市到着ホームステイ開始
(DAY2)8/24
歓迎式、ホンダ・ヘリテージ・センター見学
(DAY3)8/25
メアリズビル市内見学
(DAY4)8/26
アーリーカレッジハイスクール見学
(DAY5)8/27
バンソールドミドルスクール見学
(DAY6)8/28
メアリズビルハイスクール見学、送別式
(DAY7)8/29
メアリズビル市出発
(DAY8)8/30
寄居町到着
▽歓迎式
8月24日に、メアリズビル市のホンダ・ヘリテージ・センターで歓迎式が開催されました。ドナルド・ボーガー市長から「寄居町の生徒の皆さん、メアリズビル市を楽しんでいってください」と歓迎の言葉をいただきました。
▽市内見学
25日は、メアリズビル市内で枝豆栽培をしているミッチェル・ベリー農場や、日系企業である株式会社プロトワークの工場、メアリズビル市役所周辺を見学しました。ミッチェル・ベリー農場では収穫した枝豆を試食、また、株式会社プロトワークでは、アメリカに進出した理由や現地で製造している製品について説明を受けました。
メアリズビル市役所周辺では、寄居町との交流の証であるフレンドシップガーデンや市役所、消防署、裁判所等を見学しました。
▽アーリーカレッジハイスクール見学
26日はアーリーカレッジハイスクールで、日本語クラスの授業に参加したほか、工学の特別授業では溶接作業のVR体験を、自動車の特別授業ではタイヤ交換を体験しました。
▽バンソールドミドルスクール見学
27日はバンソールドミドルスクールで、チアリーディング体験やアメリカンフットボール体験、日本語クラス体験、ペップラリー(壮行式)への参加を通じて、同年代の生徒と交流を深めました。
▽メアリズビルハイスクール見学
28日はメアリズビルハイスクールの日本語クラスでグループワークに取り組みました。寄居町の生徒が中心となり、日本の若者言葉を使った会話例を作成して発表しました。
▽送別式
送別式では、寄居町の生徒一人一人がホストファミリーやメアリズビル市の方々に向けて感謝の言葉を述べました。「ホストファミリーに温かく迎えてくれてありがとうございました」「陸上が好きなので、ホストファミリーと走る練習ができて良い思い出になりました」など、全員が英語であいさつをし、会場は温かい雰囲気に包まれました。
今回の交流で、生徒たちは現地の学生やホストファミリーと積極的に会話をすることで、語学力の向上だけでなく、国際的な友人関係の構築、視野の拡大など多くのことを学ぶことができました。
来年度は、メアリズビル市の生徒を寄居町に迎え入れる予定です。今後もこの事業が寄居町とメアリズビル市の友好関係を深めるものとなるよう交流を続けていきます。
問合せ:生涯学習課
【電話】581-2121(内線532)
■オリックス資源循環株式会社へ寄附に対する感謝状を贈呈
交流事業は、オリックス資源循環株式会社からの寄附を原資として設置した「オリックス資源循環子ども未来基金」を活用しています。4月30日に、同社(有元健太朗代表取締役・写真右)から200万円の寄附をいただき、8月23日に峯岸町長から感謝状を贈呈しました。
■メアリズビル市訪問団が来町されました
アメリカ合衆国オハイオ州メアリズビル市と町の交流も10年を超えました。9月2日に、ボーガー市長と同市の関係者の方々計5人が来町し、峯岸町長への表敬訪問をはじめ、寄居町議会や町内企業の視察、歴史文化体験等を行いました。
ボーガー市長はあいさつの中で「温かいおもてなしに感謝申し上げます。友好都市としての関係、そして学生交流プログラムへのご支援にも重ねて御礼申し上げます」と話されました。
