くらし 知事メッセージ 県民の皆さまへ

3月の知事選挙で県民の皆さんにお示しした県政ビジョンに基づく施策などが6月補正予算には盛り込まれており、その中には養老渓谷(ようろうけいこく)温泉郷における観光地づくり事業もあります。
実は千葉県には温泉地は84カ所あり、全国でも上位に位置する「温泉県」でもありますが、千葉県=温泉というイメージはそれほど強くないかもしれません。地域活性化の観点からも温泉を有効活用していく必要があるという議論の中で、養老渓谷は非常にポテンシャルがあり、地元の皆さんの取り組みや機運の醸成が図られているということで、今回事業化しました。少し息の長い取り組みになりますが、ご注目ください。

他にも医療・福祉では、在宅医療現場で働く方々の安全を確保し、安心して働き続けることができる体制を構築する施策、人手不足となっている介護現場の業務改善の支援、アルコールや薬物、ギャンブル等依存症の予防に取り組みます。
こども支援や教育では、不登校の児童生徒が多様な学びの機会を得られるよう、フリースクールの活動を支援するほか、児童虐待を未然に防止するため、困難な事情を抱えた子育て世帯などを支援する市町村の取り組みを支援します。

防災では河川の改良や土砂災害対策など、防災インフラの整備を着実に進めます。また、大規模災害からの早期復興に向けて、市町村が「事前復興まちづくり計画」を策定するための手引きを作成するなど、「防災県・千葉」の取り組みを強化します。

また、追加の補正予算では、国の支援の対象とならない特別高圧電力やLPガスの料金に対する支援、米国の関税措置による影響が懸念される中小企業の価格転嫁や設備投資への支援を行います。

暑い日々が続きます。熱中症にご留意いただき、健康で楽しい夏をお過ごしください。

千葉県知事 熊谷 俊人(くまがい としひと)