- 発行日 :
- 自治体名 : 千葉県白井市
- 広報紙名 : 広報しろい 令和7年9月1日号
笠井喜久雄
■地震など自然災害に備えて~災害に強いまちづくりを目指して~
日本は、台風・火山噴火、地震などの自然災害が多岐にわたり発生する国で、常に自然災害に備えていく必要があります。
この30年間を振り返りますと、主に1995年阪神淡路大震災、2007年新潟県中越沖地震、2011年東日本大震災、2014年御嶽山噴火、2019年台風19号、2024年能登半島地震などが発生し、甚大な被害がありました。
そして、今後30年以内には南海トラフ巨大地震や首都直下型地震などが非常に高い確率で発生すると言われ、いつ起きても不思議ではない状況です。
首都直下型地震などが発生した場合は、白井市でも死者や負傷者、建物の倒壊や道路の損壊など、大きな被害が市内全域で発生することが想定されます。
正確に地震発生を予想する事は難しいですが、日頃から地震などに備えて、自分や家族の命を守る心構えと行動、そして、準備をすることにより被害を減少させることは可能です。
市民の皆さまには常に地震などの自然災害に対して、最悪のケースを念頭に置いて、防災意識を高め、平時から水や食料などの備蓄品の確保、情報の収集方法、避難経路の確認などを行い、いざという時に迅速に対応できるよう心掛けてください。
市では、市民の皆さまなどを対象に防災意識の向上と災害対応能力の強化を図るため、総合防災訓練を例年実施していますので、気軽に参加してください。
私は市長として、あらゆる自然災害に対して、自助・共助・公助の連携の下、市民の皆さまの大切な命と生活を守るため、「オール白井」で災害に強いまちづくりに引き続き取り組んでまいりますので、ご協力をお願いいたします。