- 発行日 :
- 自治体名 : 千葉県白井市
- 広報紙名 : 広報しろい 令和7年9月1日号
■白井市の10年後の将来像 世代を超えた笑顔と豊かさを未来へつなぐまち
市では令和8年度から始まる「白井市第6次総合計画」の基本構想について、市民の皆さまなどに多くのご意見をいただき、決定しました。
この度、基本構想で示した方針に基づき、市が取り組むべき具体的施策を示した前期基本計画(素案)を策定しましたので、皆さまの意見を募集します。計画の詳細については、市のホームページをご確認ください。
対象:市内在住・在勤・在学者および市に関わる全ての人
▽第6次総合計画ってなに?
市の行政運営を総合的かつ計画的に推進していくための最上位に位置する計画です。令和8~17年度の10年間で、白井市をどのようなまちにしていくのか、そのためにどのようなことをしていくのかを、総合的・体系的にまとめたもので、行政運営の指針とするものです。
体系は大きく分けて「基本構想」「基本計画」「実施計画」で構成します。
▽基本計画ってなに?
「基本計画」は、基本構想に基づいて今後5年間で市が特に力を入れて取り組む施策を戦略的に示したものです。
「前期基本計画の概要」、「将来像の実現に向けた施策体系図」、「目指すまちの実現に向けた目標と施策」、「施策展開にあたっての留意点」で構成しています。
■将来像の実現に向けた「6つの目指すまち」
市民の皆さまと一緒によりよいまちづくりの実現に向けて、6つの分野で構成する総合計画の取組をご紹介します。
1 若い世代が定住したいまち
若い世代が継続して居住し、人口構造のバランスがよいまちを目指します。
2 誰もが交流し支え合えるまち
多様な主体が交流し相互理解を深め、共に支え合うことで地域課題を解決できるまちを目指します。
3 自ら学び育ちチャレンジできるまち
一人ひとりが自ら学び育ち、自らの能力を発揮するためにチャレンジし、生きがいを持って暮らすことができるまちを目指します。
4 白井らしい環境を活かすまち
自然環境と都市環境が調和する「白井らしさ」を持つ資源を活かし、次世代に継承されるまちを目指します。
5 新しい産業が栄えるまち
分野を超えた連携などによって、新たな産業とともに発展するまちを目指します。
6 災害に強いまち
災害に強く、安全・安心を基盤に永く発展し続けるまちを目指します。
■目指すまちの目標とそれぞれの取組
「6つの目指すまち」の姿を実現させるためのそれぞれの目標と具体的な取組を紹介します。
▼若い世代が定住したいまち
▽ライフイベントを安心して迎えられるまち
出会いから出産までのライフイベントを安心して迎えるための支援
若い世代に向けた住環境の魅力向上
▽魅力的な子育て・教育環境で住みたくなるまち
線引きのない教育・保育の推進
様々な経験を通じ、生きる力が身につく教育の推進
▼誰もが交流し支え合えるまち
▽互いに支え合いながらいきいきと活躍し続けられるまち
共に支え合い地域課題を解決する仕組みづくり
共生社会に向けた互いを知る機会の創出
▽あらゆる人の居場所・交流の場が生まれるまち
様々な場所を有効活用した居場所・交流の場の創出
誰もが気軽に移動できる交通環境の形成
▼自ら学び育ちチャレンジできるまち
▽年齢にかかわらず学べるまち
体験を通じた学びの場の創出
ライフステージを通じた健康づくりの推進
▽誰もがチャレンジできるまち
アイデアを表現できる機会の創出
スキルを活かす機会の創出
▼白井らしい環境を活かすまち
▽魅力的な住環境が充実するまち
ニュータウンの再生に向けた住環境の整備
美しい景観の保全
▽人とみどりが調和するまち
持続可能な農業の実現
豊かな自然環境を享受するための保全と活用の促進
▼新しい産業が栄えるまち
▽地域産業が振興するまち
市内産業の振興
産業機能向上の推進
▽新たな産業でにぎわうまち
土地利用の見直しによる新たなにぎわいの創出
ライフスタイルに合った多様な働き方の支援
▼災害に強いまち
▽災害に強い施設・設備で守るまち
施設やインフラの老朽化などへの対応
防災機能の強化
▽災害時に共に支え合うまち
公助による防災体制づくり
自助・共助による地域防災力向上の推進
■計画を推進するために
基本計画内の取り組みを行い目標を達成するために、事業を検討・実施する上での大切な視点を5つ定めています。
▽フロントランナーによる施策全体の推進
第6次総合計画は、若い世代の定住促進をまちづくりの「フロントランナー」と位置づけ先導的に取り組みます。
前期実施計画では、若い世代定住に最も効果的な事業を「フロントランナー事業」として定め、市の課題である少子高齢化による人口減少の抑制などを図ります。
関連事業はフロントランナー事業の取組状況・成果を踏まえ、効率的かつ効果的な事業運営を目指します。
▽市民力・地域力を活かしたまちづくりの展開
地域課題を解消し、「白井」らしさを活かしたまちづくりには、行政主導ではなく、地域の主体的なまちづくりが重要です。
そのために、市では市民の皆さまに市政情報を適切に共有し、地域で活動する皆さまと連携してまちづくりに取り組みます。
また、市では地域の希薄化を解消するため、多様な世代の経験などを活かした地域コミュニティの活性化や担い手の育成を支援する活動など、地域が主体的に活動しやすい環境支援にも取り組みます。
▽新たな財源の創出
市は少子高齢化や税収減に伴い、新たな財源確保のため、地理的優位性を活かした企業誘致を推進しています。
また、官民連携(PPP/PFI)やふるさと納税、ネーミングライツ、クラウドファンディングなどの制度も積極的に活用し、住民や企業の協力を得て財政負担軽減と魅力ある事業展開を図る方針です。
▽シティプロモーション(PR)
第6次総合計画の将来像を市民や関係者に理解・共感してもらうためには、戦略的なシティプロモーションが重要です。情報発信は多様な手法を用い、「誰に、何を、どう伝えるか」を明確にし、地域の実情や強みを踏まえた展開が求められます。
各部門が連携し、一体的な体制で取り組むことも不可欠であり、「白井らしさ」の明確化やターゲット設定、市民参画の促進、継続的な検証などの検討を進めます。
▽最適な組織編成による施策の推進
社会課題や市民ニーズの多様化により、従来の縦割り行政では対応が困難となっています。効果的な組織編成や横断的なプロジェクトチームを設置し、情報共有と連携を促進することで、PDCAサイクルの実効性や計画・評価・改善の質を向上させることが重要です。
これにより、柔軟かつ迅速な意思決定や職員間の連携強化、人材育成も進み、組織力全体の向上につながります。
■意見の提出方法
閲覧場所:市ホームページ、市役所本庁舎3階企画政策課窓口、市役所1階情報公開コーナー、市内各センター
意見提出方法:※9月18日(木)締切
(1)QRコードから意見入力フォームにアクセスしての回答
※QRコードは本紙またはPDF版をご覧ください。
(2)市役所や各センターに設置した意見回収箱への投函
(3)〒270-1492白井市復1123企画政策課宛に郵送
【FAX】491-3510
【メール】[email protected]
企画政策課窓口
問合せ:企画政策課
【電話】401-5998