- 発行日 :
- 自治体名 : 千葉県白井市
- 広報紙名 : 広報しろい 令和7年9月1日号
■災害時におけるペット対策
市の避難所では、飼っているペットと同行して避難できます。避難所での受け入れには条件があります。また、避難時は他の動物と一緒に過ごすことになりますので、平時から対策をしておきましょう。
▽ペットの受け入れについて
ペットを避難所で受け入れる際は以下の条件があります。また、人と同一の空間で居住はせず、各避難所の決められたスペースにあるケージ内で過ごすことになります。
受け入れるペットの種類:犬・猫・小鳥その他小動物(危険を及ぼさない動物など)
ペットの受け入れ条件:
・飼い主がケージなどを用意していること。
・餌や水などを用意しており、餌やりや糞尿の始末は飼い主自身が行うこと。
・基本的なしつけ(飼い主の指示に従うなど)ができていること。
・犬は、狂犬病予防注射済票を持っていること。
対象:受入対象のペットを飼っている全市民
問合せ:環境課
【電話】401-5409
■災害時応援協定を締結
市では、災害時における応急対策および早期復旧を図るため、各分野における必要な協定先に対して積極的な働きかけを行い、災害時応援協定の締結を推進しています。
7月16日(水)に株式会社トレミールと災害時におけるレンタル機材の提供に関する協定を締結しました。
この協定は、大規模災害発生時に、衛星通信設備スターリンクをはじめとする通信機器一式をレンタルすることで、インターネット通信などが断絶した場合でも、災害対策本部や避難所での通信手段を確保することを目的として締結しました。
今後も関係機関や企業の皆さんと平時の防災訓練への参加・協力など連携しながら防災対策の取り組みを進めていきます。
問合せ:危機管理課
【電話】401-4650
■まちを守るヒーロー消防団を募集!
普段はそれぞれの生業を持ちながら地域の消防団員が「自分のまちは自分で守る。」という精神の下、定期訓練、警戒巡回、災害出動を行っています。あなたもまちを守るヒーローになりませんか。詳細は市のホームページをご確認ください。
対象:18歳以上で市内在住・在勤、または近隣に在住している人
報酬:
年額36,500円
出動報酬(例:災害時出動した場合、日額8,000円など)のほか、5年以上勤務して退団した際は退職報償金が支給されます。
問合せ:危機管理課
【電話】401-4650
■避難行動要支援者名簿へ登録を
市では、第三者による避難支援が必要な人の情報を掲載した名簿を作成し、避難支援などの関係者に提供することで、災害時における避難支援や安否確認に役立てられるようにしています。
※災害時は支援者自身も被災者となりえるため、支援を必ず保証するものではありません。
▽避難行動要支援者の要件
(1)身体障害者手帳を所持する人
視覚障がい・聴覚障がい・上肢機能障がい(1級・2級)・下肢・体幹機能障がい(1級~3級)・呼吸器機能障がい(1級・2級)
(2)療育手帳を所持する人((A)・A)
(3)精神障害者保健福祉手帳を所持する人(1級)
(4)介護認定者のうち要介護度が3以上の人
(5)医療機器の電源喪失が命に関わる人
(6)上記のほか、要配慮者で避難支援を必要とする人(自ら申請が必要)
※病院や施設に入所されている人や自力(家族)で避難が可能な人は該当しません。
▽支援までの3ステップ
・支援が必要な人:申請書を提出
↓
・市役所:情報を提供
↓
自主防災組織など:災害時の支援
申込み・問合せ:市ホームページまたは窓口の「申請書兼情報提供同意書」を危機管理課
【電話】401-4650
問合せ:危機管理課
【電話】401-4650
■防災アドバイザー派遣制度
防災士や防災士と同等以上の防災知識・技能・経験を有する実務経験者などで市が選定する「日本防災士会」などの団体に所属する会員を派遣する「防災アドバイザー派遣制度」があります。
詳しくは市ホームページをご確認ください。
問合せ:危機管理課
【電話】401-4650
■図書館で防災資料を展示中!
文化センターの図書館で、9月24日(水)まで防災に関する資料を展示しています。
防災クイズも用意していますので、楽しみながら防災についての理解を深めてみませんか。
問合せ:文化センター図書館
【電話】492-1122
■災害時医療職等ボランティアを募集!
市では、地震など大規模な災害が発生したとき、救護所などで医療救護活動を行う際の医療職などの人材不足が想定されます。
そこで災害発生時の医療救護活動にご協力いただける「災害時医療職等ボランティア」を募集しています。
対象:医師、歯科医師、保健師、助産師、看護師および准看護師、薬剤師、柔道整復師、救急救命士の資格を持つ人
内容:救護所などで被災した人のトリアージ業務、応急処置、看護など
活動時間:災害発生後72時間(状況により延長あり)
報酬:無償
申込み・問合せ:市ホームページの登録申込用紙、資格免許証、本人確認書類を保険年金課
【電話】401-3942
■危機管理監から市民の皆さまへ
▽危機管理監 米田德久
市では、防災体制を強化するため、危機管理のスペシャリストとして危機管理監を採用しています。昭和58年より約36年間陸上自衛隊(主に第一空挺団)で活動し、退任後は成田市の危機管理専門官として活躍していた米田德久を本年度より採用しました。
▽災害時の備えは万全ですか?
大規模災害時には、多くの人が避難生活を余儀なくされ、異常状態の中で、たくさんの人が厳しい避難所の生活環境で体調を崩すこともありました。
令和6年能登半島地震では、避難生活のストレスなどの災害発生後に亡くなる災害関連死が、地震で直接亡くなった人の数を上回っています。
災害関連死の要因の一つがトイレです。断水などの被害でトイレを使用することができず、仮設トイレの環境が悪くトイレに行くのが億劫になり、体調が悪化するためです。
災害時は住み慣れた自宅での「在宅避難」も検討してください。そのためには、日頃から備蓄することが大切ですが、食料品や水以外にも健康状態を維持した避難生活を想定した災害用トイレの備えも大切です。
突然発生する災害を乗り越えるためにも、日頃からの備えを充分に行ってください。
▽私が防災講話を行います!
市の職員が皆さんの学習会場へ出向いて、市の取り組みなどの話をする「なるほど行政講座」の1つとして、私がこれまでに経験したことを活かして、防災の基本的な考え方や自分たちが住む地域ごとの災害リスクへの備え、自主防災組織の活動の重要性などの講話を行っています。
防災訓練などを企画する際は、ぜひご活用ください。