その他 地域おこし協力隊「カトリサーチ」

■卒業~地域おこし協力隊を終えるにあたり
観光振興 分野 隊員
顔 冬子(かお ふゆこ)さん

プロフィール:医療通訳会社や呉服屋での勤務を経験後、令和4年5月より移住・定住、観光振興分野の地域おこし協力隊員として、伝統文化の発信、地域活性化、古民家空き家対策などについて活動中。

令和4年5月に市長より地域おこし協力隊の委嘱状をいただいてから早くも3年を迎え、今年卒業となります。活動中は、職員の人たちをはじめ多くの皆さんに支えてもらい、さまざまな経験と感動をいただきました。
1年目はNPO法人小野川と佐原の町並みを考える会に所属し、移住・定住担当として、移住者や関係人口を増やして地域を盛り上げようと活動。「さわらぼ」の高校生と一緒に佐原の大祭に参加したり、着物姿で国内外のお客様をもてなし、観光案内をしたりと楽しい日々でした。そんな活動内容を小学校の講演会で報告して子どもたちと触れ合えたことや、たくさん感謝の手紙をもらったことも心に残る体験でした。
2年目以降は、商工観光課と連携してインバウンドを主軸にモニターツアーなども企画し、多くの人たちに佐原を訪問していただきました。これからの観光は体験型が求められます。日本には茶道、華道、香道をはじめ素晴らしい伝統文化や食文化があり、香取市には自然豊かな歴史的町並みや里山・田園風景があります。周辺には古民家の空き家も増えてきており、民泊を活用した体験観光や移住者の受け入れも大いに期待できます。
これからは地域おこし協力隊の経験を生かし、香取市をはじめこの北総エリアを誰もが心のふるさとと呼べるような魅力的な地域を作っていけるよう、今後もこの地で活動していきたいと思います。引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。
3年間、本当にありがとうございました。

■イベント~おためし地域おこし協力隊を実施しました!
地域おこし協力隊や移住・地域振興に興味がある人を対象に、市の魅力や課題を知ってもらう、こちらの取り組み。
今回は、農業・観光・空き家活用などの活動体験、佐原スタディツアーや座禅会など、協力隊員が日々の活動から得た知見や、地域の人たちとのつながりを生かしたプログラムを実施。隊員たちにとっても、参加者の視点を通して自身の活動と地域との関係を見つめ直す機会となりました。
協力隊を目指す人だけでなく、香取市のファンとして継続的な関わりを持つ人を増やせるよう、今後も協力隊員の目線を生かして、魅力的なプログラムを企画していきます。

夕食は市産の食材を使ってみんなで調理。香取の味を体感します!