- 発行日 :
- 自治体名 : 千葉県多古町
- 広報紙名 : 広報たこ 令和7年3月号
■健康寿命を意識しましょう
文/国保多古中央病院リハビリテーション科
「健康寿命」という言葉をご存じですか。健康寿命とは「健康上の問題がなく日常生活が送れる期間」を指します。厚生労働省のデータによれば、健康寿命を平均寿命と比べると男性で約9年、女性で約12年短いそうです。
健康寿命を短くしてしまう原因の一つに「転倒による骨折」があります。転倒の要因には、加齢による筋力やバランス能力の低下、視力の低下、薬剤の副作用などの影響によるふらつき、生活環境などが挙げられます。
いつまでも元気に過ごせるよう、転倒予防に着目して日々の生活を振り返ってみてはいかがでしょうか。
(1)適度な運動日頃から体を動かすことが大切です。まずはラジオ体操や散歩など、体を動かす習慣をつけましょう。
(2)バランスの良い食事運動の効果を高めるためには、一日三食バランス良く食事を取ることが大切です。特に魚・肉・卵・大豆製品などに多く含まれるタンパク質は、人の体を作る重要な栄養です。
(3)生活環境への配慮屋外や階段、浴室だけでなく、敷居やカーペットの縁、電気コードなどにつまずいて転倒してしまう人も少なくありません。床に置きっぱなしになっている衣類や紙類で滑って転んでしまうケースもあります。日頃から整理整頓を心掛けましょう。玄関の上がりかまちなど段差の高いところに手すりを付けたり、踏み台を置くなど環境への配慮も大切です。また、外へ出るときは脱げやすいサンダルではなく、靴を履くようにしましょう。
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