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今月のテーマ:受けましょう がん検診
保健師:吉岡

日本人の死因第一位はがん(悪性新生物)で、約三人に一人はがんで亡くなっています。がんを発症する人は二人に一人と言われています。町でも下記のグラフのとおり、がんが死因の上位に入っています。がんは早期発見・治療で治る病気です。自分のために、大切な人のために年に一回がん検診を受けましょう。

R5千葉県衛生統計年報人口動態調査

◆検診の目的は?
がん検診の目的は、自覚症状が出る前の「早期がん」を発見し、適切な治療につなげ、がんによる死亡を減らすことです。

◆「健診」と「検診」の違いって?
「健診」は健康診査のことで、健康であるかどうか、病気の危険因子がないかどうかを調べます。
「検診」はある特定の病気にかかっているかどうかを調べます。
「健診」と「検診」はどちらも自分の身体や日頃の生活習慣と向き合う機会となりますが、目的が異なるため、健康診査だけでなくがん検診も受けることががん予防につながります。

◆検診のメリット
早期発見・早期治療により命を守ることが検診のメリットです。早期の段階で見つけることで身体に負担の少ない治療で済み、経済的な負担の軽減にもなります。

◆検診のデメリット
がんを100%発見できる検査法はなく、検査では見つけにくいがんもあります。また、がんでなくても「要精密検査」と判定され、結果的に不必要な検査を行うことになり、精神的な負担がかかることもあります。
しかし、国が推奨する五つのがん検診(胃・大腸・肺・子宮・乳がん検診)は、これからの低い確率で起こるデメリットよりも、メリットが上回ることが科学的に証明されています。

◆町の検診の申し込みは随時受付しています
勤務先などで検診を受ける機会のない方は、町の検診をお申込みください。対象となる年齢や検診日程については、広報四月号と同時配布の「令和七年度睦沢町各種健診(検診)実施予定表」をご覧ください。