くらし ながらタウンアドバイザー通信

■長柄町タウンアドバイザー 千葉大学大学院国際学術研究院 田島翔太
4月から6月にかけて、長柄町役場の管理職を対象にした「行政計画研修」を実施しました。本研修は、複雑化する行政課題に対し、効果的かつ効率的な計画立案能力の向上を目指すものでした。
全5回の研修では、行政計画の基礎として、PDCAサイクルやロジックモデルといった事業設計に必要な基本構造を習得しました。次に、住民アンケートや統計データといった客観的根拠(EBPM)に基づき、データ活用による政策立案の重要性を確認しました。加えて、多様な声を政策に活かすためのワークショップの基礎、未来を見据えた事業の設計、変化の激しい社会環境への対応、政策の効果測定について学びました。各回ではアンケートを取り、理解度や研修内容への意見を伺いながら、より良い学びの場になるよう努めました。
本研修を通じ、未来を見据えた実効性の高い行政計画を立案・実行し、その成果を適切に評価する能力が高まったものと確信しています。本研修で得た学びが、長柄町のより良い未来を創造する力となることを期待しています。