- 発行日 :
- 自治体名 : 千葉県長南町
- 広報紙名 : 広報ちょうなん 令和7年8月号
今年は、梅雨らしき雨が少ない中で、いきなり猛暑日となり記録的な暑い日が続いています。皆様には体調管理に気を遣いながらの毎日をお過ごしのことと思いますが、健康でこの夏を乗り切っていただきたいと思います。また、食糧品をはじめ、全ての分野で物価高となっており、生活面でも大変な思いをしているのではないかと思います。これは国策によるところが大きいわけですが、町としては、町民支援の一環として、国の臨時交付金を活用し、今回も1人5,000円の地域応援券を全住民の方々に配布することとしています。10月初めには、お手元にお届けできると思いますので有効にご利用ください。
昨年は、複合施設の建設計画の策定段階で、多くの皆様のご意見をいただきましたが、反対署名活動に発展し、賛否でこの町が二分する恐れがあることから、執行部提案を白紙に戻すこととしました。建設場所についてはいろいろな考えがあることは承知しており、問題点についても折り込み済みではありますが、双方議論の時間がとれなかったことが残念に思います。その一つに今の場所に建て替えることになると、5年位は現施設を使用できなくなり、利用者に不便をおかけすることになります。今、防災拠点となる施設は役場庁舎です。この周辺が、万が一災害を被ったら、第二の拠点となる施設が必要となるわけですので、この際、別の場所へ整備した方が良いのではということで提案しています。また、公民館の建て替えでいいのか、あるいは複合施設にすべきかを含めて、所管する教育委員会で検討しています。長年のスーパー誘致については、企業が長南町に興味を示してくれないことから、これを断念して町で直売所を作ることにしています。売場だけでなく、子ども達が遊べるミニ公園、住民の皆様が集い憩える場、交流と情報発信の場となる施設にしたいと考えています。今、基本計画策定に取り組んでおりますので(案)の段階で町民の皆様にお示しをし、ご意見をいただきたいと考えています。
本町の人口は4月にとうとう7,000人を割り込んでしまいました。人口減少のスピードはおとろえることなく、このままでいくと、20年後には今の半分にまで減少してしまいます。移住・定住策を講じており、本町へ移り住む方々も増えてはいますが、問題は空き家の活用です。今、250前後の空き家がありますが、この対策が町の再生に重要だと思っており、地域おこし協力隊の力を借りて取り組んでいます。また、町の遊休土地の活用についても水面下で協議をしていますが、協議が整い、早い段階で町民の皆様にお示しできればということで取り組んでいます。
今回は久しぶりのふれあい通信で伝えたいことも多々ありますが、私は町民の皆様との情報交換が何よりも大事と考えておりますので、月に1度は町長室を開放し、多くの皆様と意見交換をしたいと考えています。詳細については、(本紙)8ページでお知らせしていますが、多くの皆様のご来庁をお待ちしています。町民の皆様のご意見を町政に反映させるのも私の大きな仕事ですので、ふるってご参加くださるようお願いいたします。
長南町長 平野貞夫