くらし 知ると広がる東京都の取り組みと私たちの暮らし

より良い東京を実現!都政運営の新たな羅針盤「2050東京戦略」から、戦略や政策の一部をご紹介します。

◆第7回 いつまでも元気に「誰もが活躍できる都市」を目指して

冷たい北風に冬の訪れを感じる12月。家でまったり過ごしたくなる時期ですが、この季節こそ体を動かす工夫が大切です。外出の機会が減ると運動量も少なくなり、筋力や気力の低下につながる「フレイル(虚弱)」のリスクが高まります。そんなフレイルの予防には、趣味や地域活動など、気軽に楽しみながら体を動かしたり、人と関わったりすることなども効果的です。人生100年時代。東京都は、「心豊かに暮らし、いつまでも輝けるアクティブな長寿(Choju)社会」の実現を目指し、年齢や健康状態に応じたさまざまな取り組みを行っています。例えば、「100年活躍ナビ」や、シニア向けスポーツ交流大会の開催、企業とシニア人材のマッチングなどを行い、社会参加や就労を希望する方の後押しをしています。あわせて、多様なニーズに対応した住宅の供給や見守り支援の強化のほか、シルバーパスの利用者負担軽減などの移動支援など、「安心して暮らせる環境」の整備にも注力しています。
また、介護分野では、介護施設の整備の促進や、介護人材の確保に向けた処遇改善などを進め、誰もが必要な介護サービスを利用できるように介護提供体制を強化しています。
都は、2035年に高齢者が生きがいを感じる割合を85%以上に向上することを目指し、これらの取り組みをさらに進めていきます。
新しい出会いや挑戦に年齢は関係ありません。都の支援も活かして、あなたのこれからを楽しむ一歩を踏み出してみてください。

※長寿(Choju)の「o」の上に線

■高齢者が生きがいを感じる割合を85%以上に向上

2020 79.9%
2030 85.0%
2035 85.0%以上

※詳細は本紙をご覧ください。