文化 関東大震災に関わる歴史資料が新たに区指定文化財となりました

令和7年5月30日付けで「水野勝邦関東大震災アルバム」が区指定文化財になりました。
水野家は、江戸時代に結城藩(現在の茨城県結城市)の藩主などを務めました。関東大震災時に青年だった19代当主の水野勝邦氏は写真を趣味とし、大正12(1923)年から13(1924)年にかけて都心部や神奈川県に足を運んで被災地域を撮影し、このアルバムを制作しました。3冊で構成され、貼付されている写真などは合計で152点にも及びます。
他の震災記録や絵葉書などではあまり見られない場面をとらえた写真が多く、また撮影者の情報が明確なことから、区内をはじめ被災の実態をさらに明らかにしていくうえで貴重な資料です。

名称：水野勝邦関東大震災アルバム
種別：有形文化財(歴史資料)
点数：3冊
所在地：日比谷図書文化館
所有者：個人

問合せ：日比谷図書文化館文化財事務室
【電話】03-3502-3348