文化 新たな登録文化財2件・地域文化財3件が決定

区では、新たに登録文化財2件、地域文化財3件を決定しました。今回の登録・認定で区指定文化財は133件、区登録文化財は57件、区地域文化財は50件となります。

2月7日付で区登録文化財が2件決定、登録されました。
●登録有形文化財(工芸品)
○愛染院(あいぜんいん)の梵鐘(ぼんしょう)(若葉2-8-3)
宝暦10年(1760年)に鋳造された銅造の梵鐘です。元禄期以降に盛行(せいこう)し、ほぼ100年で衰退した百字真言鐘(ひゃくじしんごんしょう)の区内唯一の遺例です。

●登録有形文化財(歴史資料)
○観音庵(かんのんあん)の血書経(けっしょきょう)・筆塚(ふでづか)(新宿7-3-13)
同寺の尼僧・佛山禅苗(ぶっさんぜんびょう)が、江戸時代後期に病気平癒、天下泰平国家安穏を祈念して血書した経典3件と、その筆を埋めたといわれる筆塚1基の計4件からなります(経典は通常非公開)。

1月23日付で区地域文化財3件の富士塚が決定、認定されました。富士塚とは、富士信仰に基づき築かれた人工の富士山です。
●地域文化財(歴史分野)
○稲荷鬼王神社(いなりきおうじんじゃ)の富士塚(歌舞伎町2-17-5)
昭和5年(1930年)に築造された区内で最も新しい富士塚で、かつては西大久保富士と呼ばれていました。

○月見岡八幡神社(つきみがおかはちまんじんじゃ)の富士塚(上落合1-26-19)
寛政年間(1789~1801年)に築かれた富士塚が、同社の旧地(現在の区立八幡公園)を経て昭和37年(1962年)に現在地に移されました。

○西向天神社(にしむきてんじんしゃ)の富士塚(新宿6-21-1)
天保13年(1842年)に築造されたもので、関東大震災後の大正14年(1925年)6月に改修・再築して現在に至ります。かつては東大久保富士と呼ばれていました。

問合せ:文化観光課文化資源係
【電話】5273-4126