くらし 風水害に注意する季節がやってきました

風水害時の4つの避難方法を確認しましょう
・在宅避難(安全な屋内)
・安全なホテル・旅館への避難
・安全な親戚・知人宅などへの避難
・区が開設する避難場所・自主避難施設への避難
避難する際のポイントなど詳しくは、以下をご覧ください。

いざという時に適切な行動がとれるよう、命を守る「備え」はできていますか。風水害に対する準備や避難場所を日頃から確認しておきましょう。

■「風水害発生時」の避難の流れ
台風接近時など大雨や強風が予想される場合は、次の図に沿って避難してください。事前に避難の流れを確認し、「いざ」という時に慌てないよう日頃から準備しましょう。

■「避難行動」を確認しましょう
◆ハザードマップ
東京都が6年12月に公表した「高潮浸水想定区域図」をもとに、区では高潮浸水のハザードマップを更新しました。ハザードマップは区ホームページでご覧いただけるほか、6月頃に周知ちらしを全戸配布します。

◆品川区防災ポータルサイト・アプリ
避難情報の発令や避難所の開設・混雑状況などが確認できるポータルサイト・アプリを始めました。区の防災に関する取り組みやお知らせなども配信します。詳しくは区ホームページをご覧ください。

◆避難方法
風水害の際には、区が開設する避難場所に行くことだけが「避難」ではありません。状況に応じて最適な避難行動がとれるよう、複数の避難先を検討しておきましょう。

○風水害時の4つの避難方法
(1)在宅避難(安全な屋内)
次の3つを満たしていれば、浸水の危険があっても自宅などで安全を確保することができます。
・家屋が頑丈で、洪水時に流される・倒壊するなどのおそれがない
・想定される浸水の深さ(浸水深)より居室が高い
・水が引くまで生活でき、食べ物・飲み物などの備えが十分にある
※土砂災害の危険がある区域では、区域外への避難が原則です。
(2)安全な親戚・知人宅など
(3)安全なホテル・旅館
(4)区が開設する避難場所・自主避難施設

■「在宅」での避難のポイント
天候が悪化する前に自宅の安全対策を行い、住み慣れた自宅で安全に避難しましょう。
・ベランダや庭などにある植木鉢や物干し台などを屋内へ入れる
・排水溝や雨どいにある落ち葉などを取り除き、できるだけ水はけをよくする
・自転車やバイクは屋内へ入れる
・雨戸などを閉め、窓ガラスを守るカーテンを閉め、ガラスの飛散を防ぐ

■安全な「親戚・知人宅やホテル・旅館」などへの避難のポイント
風水害は事前に予測できる災害です。天気予報などを見て、事前に安全な場所にある親戚・知人宅やホテル・旅館などに避難する方法もあります。
ペットを飼っている場合は、ペットがストレスを感じにくいよう、区が開設する避難場所・自主避難施設ではなく、過ごし慣れた親戚や知人宅への避難も有効です。また、ペットを同伴することができるホテルや旅館などへの避難も検討しましょう。

■区が開設する「避難場所・自主避難施設」への避難のポイント
激しい風雨の中での避難は危険です。正しいタイミングや服装で、安全な避難行動をとりましょう。
・リュック
手があくよう、荷物はリュックに入れましょう。
・レインコート
上下セパレートタイプのものが望ましいです。ポンチョタイプの場合は、足元が濡れないよう防水のズボンも履きましょう。
・長い棒
雨水で足元が見えなくなることがあるため、長い棒を頼りに移動しましょう。
・スニーカー
長靴は水が入り歩きづらくなることがあるため、歩きやすいスニーカーを履きましょう。

■しながわ防災学校
○オンライン講座「大雨・台風への対応編」
受講開始日:6月9日(月)
受講方法:6月9日(月)より、区公式YouTubeチャンネル「しながわネットTV」【HP】www.youtube.com/channel/UCIFMPWFytLGMhyniNk-mnpQで受講

■しながわ防災体験館
○防災ワークショップ
「しながわ防災ハンドブックを見ながら楽しく風水害について学ぼう!」〔電子申請可〕
日時:6月22日(日)午前10時30分~11時30分
会場:しながわ防災体験館(第二庁舎2階)
対象・定員:小学4~6年生20人(抽選)
※保護者同伴可。
※参加したお子さんには防災啓発品をプレゼントします。
申込方法:6月11日(水)午後5時までに、電子申請か電話、直接しながわ防災体験館(第二庁舎2階【電話】5742-9098)へ

■突発的な集中豪雨に備えましょう
大雨が降る季節を迎えます。集中豪雨による浸水被害を防ぐためには、大雨に関する情報収集や日頃からの備えが大切です。

◆日頃から確認しておきましょう
○土のう置き場
目黒川・立会川沿いを中心とした56カ所に、浸水防止用の土のうを用意しています。

問い合わせ:道路課道路維持担当
【電話】5742-6548【FAX】5742-6886

◆助成制度を利用して備えませんか
制度を利用するには、事前申請が必要です。

○防水板設置工事助成
玄関や車庫の出入り口など、水が流入しやすい場所があるお宅では、防水板を設置しておくと安心です。区では、設置工事費の一部を助成しています。
助成費用:
個人…置工事費の4分の3
法人…設置工事費の2分の1
※区内に住民登録のある方か登記後1年以上の法人は上限100万円。その他は上限50万円。

○雨水利用タンク設置助成
屋根に降った雨水をタンクにためると浸水被害の軽減につながるほか、植物の水やりや断水時などにも活用できます。区ではタンク購入・設置工事費の助成をしています。
助成費用:タンク購入費と設置工事費の2分の1(上限5万円)

○雨水浸透施設設置助成
宅地内のますや排水管を浸透式に変えることで、浸水被害の軽減や庭の水たまりの解消などに役立ちます。
助成費用:設置工事費の一部(上限54万円)

◆浸水対策事業を進めています
区では東京都と連携して、積極的に浸水対策事業を進めています。現在、下水道の排水能力を高めるため、平塚・戸越・西品川地区で第二戸越幹線の整備を行っています。

問い合わせ:河川下水道課水辺の係
【電話】5742-6794【FAX】5742-6887

問い合わせ:防災課
【電話】5742-6695【FAX】3777-1181