- 発行日 :
- 自治体名 : 東京都中野区
- 広報紙名 : なかの区報 2025年11月20日号
区は「中野区財政状況の公表に関する条例」に基づき、毎年5月と11月に財政状況を公表しています。
今号では、令和6年度決算のあらましと令和7年度上半期の財政状況(予算執行状況など)についてお知らせします。
詳しくは、区HP、または区民活動センター、図書館、区役所1階区政資料センターにある「令和6年度主要施策の成果(決算説明資料)」「中野区の財政白書(令和6年度決算の状況)」をご覧ください。
☆記事中の金額、割合は、原則として表示単位未満で四捨五入し、端数処理しています。このため、合計額などの数値は、表示している数値から算出した値とは異なる場合があります
■令和6年度決算のあらまし
◇一般会計は歳入・歳出ともに130億円以上減少
翌年度へ繰り越す財源を差し引いた実質収支は32億円の黒字になりました。
法律に基づき算定した健全化判断比率で見ても「健全」と言える状態でした。
(1)各会計別決算額
☆百万円単位で端数を四捨五入

☆介護保険の運営状況の概要は9ページをご覧ください。なお、国民健康保険の運営状況の概要は次号(12月5日号)でお知らせする予定です
(2)一般会計
☆億円単位で端数を四捨五入。パーセントは構成比、カッコ内は対前年度増減率

◇1万円の使い道
歳出決算額を目的別にし、1万円に換算して多い順に並べました。
・子ども教育費…3,277円
・健康福祉費…1,855円
・まちづくり推進費…984円
・総務費…888円
・区民費…754円
・地域支えあい推進費…498円
・都市基盤費…425円
・公債費…362円
・環境費…313円
・議会費…47円
・企画費…42円
・その他…558円
(3)特別区債・基金(普通会計※)
(※)普通会計…一般会計と用地特別会計を合わせ、重複経費などを除いた、総務省の定める基準による統計上の会計方式

☆基金には介護給付費準備基金は含まれません
◇貯金が借金の2倍
特別区債は、いわゆる借金に、基金は、貯金に当たるものです。
区の普通会計の現在残高は、上表のとおりで、基金が昨年度末より46億円減りました。
■中野区土地開発公社の事業実績
☆百万円単位で端数を四捨五入
用地の取得:地区施設道路用地、防災まちづくり事業用地及び街路用地を取得しました(面積1,440平方メートル、取得額27億4,100万円)。
用地の処分:地区施設道路用地、防災まちづくり事業用地及び街路用地を中野区に売却しました(面積524平方メートル、処分額30億200万円)。
借入金残高(3月末現在):
・中野区から17億3,200万円
・金融機関から46億2,000万円
■平和基金の運用状況と平和事業をお知らせします
平和基金の運用収益:256,213円
この基金は、平和に関する事業を安定的·継続的に行えるよう、必要な財源を確保する目的で設けたものです。
令和6年度の収益は256,213円でした。
平和事業経費支出:213万円
令和6年度も引き続き、基金を取り崩して平和事業を運営しています。
平和のつどいなど…113万円
平和の旅…157万円
平和資料展示室運営など…8万円
☆平和事業は、ふるさと納税の一部も活用しています
問合せ:平和・人権・男女共同参画係/7階
【電話】3228-8229【FAX】3228-5476
■財務書類の概要
区は、貸借対照表などの財務書類を作成し、区の財政全体の状況を明らかにしています。
令和6年度の一般会計と用地特別会計を合算した財務書類の一部を抜粋してお知らせします。
(1)貸借対照表
会計年度末時点における区の財政状態を明らかにしたものです。
資産の額は、負債と純資産の合計額に一致します。
(単位:億円)

(2)行政コスト計算書
一会計期間中の区の費用・収益の取引高を明らかにしたものです。純行政コストを税収等の財源で賄っています。
(単位:億円)

