子育て 「杉並区子どもの居場所づくり基本方針」ができました

杉並区長 岸本 聡子

区の全ての子どもに、家庭や学校以外に、歩いて15分以内に安心して楽しく過ごせる居場所がある、区はそのことを目指して基本方針を作りました。この方針の策定に当たって、当事者である子どもたちをはじめ、多くの区民の皆さんがさまざまな方法で関わってくれました。ありがとうございます。
区には地域で育まれてきた児童館が現在25館あり、これを子どもや中・高校生の居場所、地域の子育て支援ネットワークの拠点として、児童福祉の専門の職員と共にその機能を拡充していきます。
また、学校は多くの子どもや保護者にとって一番身近で安心な場所。放課後等居場所事業を9年度までに区立小学校全校で実施すると共に、日曜日・祝日の校庭開放の拡充を行います。
この方針では、地域に子どもが選択可能な多様な居場所を用意していくことを理念の一つに掲げています。図書館や集会施設などの一般区民施設にも、空きスペースを利用して子どもが自習できる場所などを増やします。
地域全体で、公共施設のネットワークを生かして子どもの居場所をつくり、育てていきたい。子どもにやさしい社会はみんなにやさしい地域社会です。時間がかかる取り組みもありますが、区役所ワンチームで子どもたちをはじめ区民と一緒にしっかり進めていきます。