その他 第4回区議会定例会区長招集あいさつ (3)

6.教育について
(1)授業のデジタル化
「豊島区学習環境整備計画」に基づき、今年度は小・中学校12校へ電子黒板を設置しました。授業では、子どもたちの学習意欲や積極性を引き出すとともに、教員の負担軽減にもつながっており、来年度中には残る11校の整備を完了します。また、指導者用のデジタル教科書は、区立小・中学校に9教科を取り入れました。学校へのアンケートでは、子どもたちへの視覚的な効果が高く、理解度が増すことや、教員の授業準備に効果的との回答が約9割を占めるなど、現場での実用的な活用が見えてきています。引き続き、子どもたちの学習意欲の向上や学びの定着につなげるため、学習環境のICT化を一層充実させていきます。
(2)小1の壁対策
令和7年4月から全区立小学校で実施している「おはようクラス」は、11月時点で174名が登録し、毎日30名程度の利用があります。7月の保護者アンケートでは、「何かあったときに頼れるものがあるだけで安心して仕事ができる」など、好意的なご意見が多く、共働き保護者への確かな支援につながっていると受け止めています。「おかえりサポート」は、入学まもない4月と日没の早い10月から2月に実施することとしており、児童に付き添うルートの見直しなどの改善を行い、10月1日から全校で再開し、初日から多くの児童が利用しています。児童や保護者からは、「日没が早くなり、暗い道を帰るのが怖かったが、安心して帰宅できる」などの声が届いています。児童の安全確保と、共働き保護者の心配や負担を軽減することで、社会的な課題である「小1の壁」を乗り越えるための支援を続けていきます。
(3)「豊島区不登校対策総合計画」について
近年、増加傾向にある不登校児童・生徒への支援をさらに強化し、不登校の未然防止や早期発見・対応など支援策を総合的に推進するため、「豊島区不登校対策総合計画」を今年度中に策定します。
本計画では、これまでの対策の拡充に加え、不登校児童・生徒の保護者支援の充実と、区民ひろばなどを活用した「地域で支える不登校支援」を重点取組みとして位置づけます。現在、「豊島区教育委員会不登校対策委員会」で、計画の検討を進めており、不登校児童・生徒の保護者を対象として開催した「未来としまミーティング」でいただいたご意見なども反映させていきます。今定例会で計画の素案を示し、11月からパブリックコメントを実施します。多くの声をいただきながら、より実効性がある計画になるよう、共に作り上げていきます。

7.おわりに
令和7年11月には、「東京2025デフリンピック」が、日本で初めて開催され、本区からは、レスリングの三浦桂吾選手と水泳の久保南選手が、日本代表として出場しました。
また、デフリンピックにあわせて開催した「初心者向け手話講習会」では、10代から80代までの多くの区民の皆さまが参加しました。12月に開催する「ふくし健康まつり」は、プチ手話教室やパラスポーツ体験を企画するなど、世代や障害の有無を超えた交流を促進することを目的としています。手話言語の普及や、障害者スポーツへの理解を深めるとともに、障害の有無だけでなく、様々な多様性を認め尊重し合い、区の理念である「誰もがいつでも主役」となるまちの実現に向けて、取組みを進めてまいります。