- 発行日 :
- 自治体名 : 東京都豊島区
- 広報紙名 : 広報としま 令和7年7月1日号(特集版)
04:適切な行政機関への支援へつなげる
■民生委員・児童委員
どんな小さな声も聞き逃さない。区民と支援サービスをつなぐ架け橋に
(上)山本ナミエさん(長崎第一地区民生委員児童委員協議会会長)
(下)藤井玲子さん(長崎第二地区民生委員児童委員協議会)
※詳しくは本紙をご覧ください。
―民生委員・児童委員の活動について教えてください。
山本:区民の皆さんと各行政機関をつなぐパイプ役を担っています。豊島区は単身の高齢者の方が多く、最近は「住み慣れた地域で暮らし続けたい」という相談が増えています。こうした悩みに対して相談の場を設けたり、必要に応じてCSWをはじめとした関係部署と一緒に話を聞いたりして、支援につなげています。相談者の中には、シングルマザーなど身近に頼れる人が少ない方々もいます。私たちは相談事に対する守秘義務を負うため、相談者にとってどんな悩みも打ち明けられる存在です。区民の皆さんの孤独感をぬぐい、支えてあげられることに大きなやりがいを感じます。
―藤井さんは最近就任されたとお聞きしました。きっかけは何だったのでしょうか。
藤井:私は10年前に大病を患い、生死の境目をさまよった経験があります。そのときに救われた命を、これからは周囲に恩返しするために使いたいと思ったことがきっかけですね。会社に勤めているため、声がかかった際には「自分に務まるのだろうか」という不安もありました。しかし、同じく仕事をしながら活動をしている方も多いことを知り、思い切って委員になることを決意しました。まだ勉強中の身ですが、まずは皆さんの声をしっかりとくみ取ることを大切に、一歩一歩着実に活動していきたいです。
◆主な活動紹介
○としま子育てサロン
友達づくりや子育ての情報収集、相談の場として、区民ひろばで子育てサロンを開催しています。
○高齢者の熱中症予防訪問
6月から8月にかけて、75歳以上の一人暮らし高齢者世帯などを訪問し、熱中症予防グッズを配布しています。
○すまいる運動
登校時の子どもたちにあいさつをするなど、見守り活動をしています。
問合せ:民生・児童委員グループ【電話】03-3981-1722