- 発行日 :
- 自治体名 : 東京都足立区
- 広報紙名 : あだち広報 2025年4月10日号
■区の未来を語り合う!
「足立区基本計画審議会」
専門知識を持つ方々と一般公募で選ばれた区民委員で構成された審議会です。この基本計画を策定するにあたって必要なことを調査・審議しました。区とともに計画をつくりあげてきたパートナーです。
◇私の意見
宮本みち子(みやもとみちこ) 会長
人口構造の変化、自然災害の激化などに限ってみても、地域の持続可能性を高めることの重要性が強まっていることは明らかです。このような状況下で私たちが目標とすべきは、「すべての区民が、安定した生活基盤のうえに安心して暮らせること」「すべての区民の個性が尊重され、社会に参加できること」です。
区が抱える課題は多岐にわたり、複雑に絡み合っています。だからこそ、区民がまちづくりの主体となり、行政とともに「協創」していくことが、課題の解決に効果を発揮し、さらなる区の発展につながると考えています。
◇私の意見
石阪督規(いしざかとくのり) 副会長
「(2)やりたいことが叶う」「(3)人権・多様性の尊重と地域共生社会の実現」について
思い返せばコロナ禍は、生き方の多様性が奪われた時期でもありました。生きづらさを感じた人も少なくなかったはずです。生き方や考え方が制限されたり、排除されたりする社会は、どうしても窮屈に感じます。これからは、自分らしさを発揮できる場を整え、一人ひとりが「やりたいこと」でつながり活躍できる社会の実現が不可欠だと考えました。
◇私の意見
秋山知子(あきやまともこ) 委員(一般公募)
「秋田県から移住してきました!」
「(1)ウェルビーイングの向上」「(2)やりたいことが叶う」について
図書館や子育てサロン、スナック・銭湯など、たくさんの居場所がある足立区。「誰も仲間外れにしない」という気風を感じます。私も子育て中、足立区のそういったあたたかい一面に救われたひとりです。「やりたいこと」をする人が増え、様々な区民の笑顔が広がり、もっとやさしく・もっとおもしろい足立区になったら最高ですね。
◇私の意見
森元隼人(もりもとはやと) 委員(一般公募)
「生粋のあだちっ子、現役大学生!」
「(4)子ども・若者と進めるまちづくり」について
子ども・若者に対して、大人や行政が「何かしてあげる」という視点だけでなく、同じく社会を構成するひとりととらえて対等に「協創」できる足立区が望ましいと考え、意見を出しました。今後、様々な審議や検討の場に若い世代が参画していくことで地元・足立区に新しい「良いワケ」が増えていく予感がして、とてもワクワクしています。
■子どもたちの意見を取り入れました!
基本計画の策定にあたり、区立小学校・中学校の児童・生徒を対象に意見を募集。300人以上から届いた意見は、審議会などで広く共有され、検討のための貴重な資料となりました。
◇意見の一部をご紹介!
質問:子どもにやさしいまちはどんなまちだと思いますか?
・なんでもダメと言われない。ヘタでも笑われない(小学2年生)
・差別・格差のないまち(中学3年生)
質問:大人に伝えたいことはありますか?
・「子どもだからできない」って言わないで(小学2年生)
・子どもの意見もきちんと取り入れてくれるまちづくりをして欲しい(中学3年生)