- 発行日 :
- 自治体名 : 東京都葛飾区
- 広報紙名 : 広報かつしか 令和7年6月5日号
■最も身近な水害内水氾濫に備えましょう
内水氾濫とは、川の水があふれて発生する「外水氾濫」と違い、非常に強い雨が数時間降り続く「線状降水帯」や局地的大雨(ゲリラ豪雨)により下水道などの排水能力が追い付かず、水があふれだす現象です。
コンクリートで覆われた市街地では、大雨が降っても地面に水が浸透しにくいため、都市部でも発生する可能性があります。
日頃から、情報収集の方法を確認したり、避難の準備をしたりして、いざという時に備えましょう。
◇線状降水帯とは
積乱雲が多く連なり、数時間にわたってほぼ同じ場所を通過・停滞することで作り出される帯状の雲のことで、数10~数100kmにわたって続くことがあります。
雲が100km以上連なると、区内全域がすっぽりと覆われてしまいます。
■情報収集と避難の備えを
▽大雨の半日程度前
気象庁が「線状降水帯」というキーワードを使って呼び掛けます。
大雨に備えて避難方法や備蓄品、非常用持ち出し袋を確認し、今後の気象情報に注意しましょう。
▽大雨発生前
区HPやSNS、かつしかFMなどで、一時滞在施設の開設状況などをお知らせします。一時滞在施設が開設されたら、浸水する危険のある地域の1階や平屋にお住まいの方は早めに避難しましょう。
地区センターなどを一時滞在施設として開設します。
▽線状降水帯による大雨発生時
気象庁から、都内に「顕著な大雨に関する気象情報(線状降水帯の発生をお知らせする情報)」が発表された場合には、建物の2階以上へ避難してください。少しでも高い場所へ避難し、命を守る行動をとりましょう。
■日頃から大雨被害に備えましょう
内水氾濫によって自宅が浸水するのか、避難する際どこに避難すればよいのかを、水害ハザードマップで日頃から確認しましょう。
また、区では在宅避難ガイド(水害編)を作成し、配布しています。どのような方が在宅避難できるのか、在宅避難をする際にどのような備えが必要なのかを確認しておきましょう。
▽水害ハザードマップ・在宅避難ガイド(水害編)配布場所
・危機管理課(区役所5階503番)
区HPからもご覧になれます。
担当課:危機管理課
【電話】03-5654-8572