- 発行日 :
- 自治体名 : 東京都八王子市
- 広報紙名 : 広報はちおうじ 令和7年11月1日号
◆八王子市長 初宿(しやけ)和夫
このたびは、市職員の通勤手当などの不正受給という市民の皆様の市政への信頼を失う事態が発生し、誠に申し訳なく、心よりお詫び申し上げます。
日本国憲法では、「すべて公務員は、全体の奉仕者であつて、一部の奉仕者ではない。」と定めています。これは、市職員としての服務の根幹を成す極めて重要な規定であり、市職員の業務の基本書の一つには次のように書かれています。
「公務員は国民に対する奉仕者であることが法律によって要求されるということは、公務員の勤務関係は単なる労働力の提供とそれに対する報酬の支払いという関係ではなく、その基礎において国民に対する忠誠心(ロイヤルティ)が求められていることを意味する。不祥事が生ずるたびにコンプライアンスやガバナンスの必要性が叫ばれるが、その基本は職員が公務員としての自覚と誇りをもって事に当たっているかということであり、これは公務員制度の根本にかかわるものである。」『新版逐条地方公務員法〈第6次改訂版〉』(橋本 勇著 2023年 学陽書房)
市職員としての自覚と誇り、そして市民の皆様の信頼を取り戻せるよう尽力してまいります。
