くらし 最近こんな消費者トラブルありませんか?

消費生活センターでは、契約など消費生活に関する相談を受け付けています。
今回は、最近特に相談件数の多い事例について紹介します。

■暮らしのレスキューサービス」にご注意!
○事例
トイレが詰まったのでインターネットで検索し、料金は4000円からと書いてあった事業者に来てもらった。作業の前に30万円だと言われて驚いた。仕方がないと思い支払った。やはり納得できないので返金してほしい。

○アドバイス
トイレの詰まりや水道のトラブル、鍵の紛失、ネズミが出たなどの急なトラブルに遭遇した際、インターネットで調べたいわゆる「暮らしのレスキューサービス」に依頼し、高額な請求を受けたという相談が多数寄せられています。クーリング・オフが適用になる場合があります。料金に納得できない場合は、支払わずに相談してください。水道のトラブル等なら管工事組合、害虫駆除ならペストコントロール協会などで、日頃からお近くの事業者を調べておくとよいでしょう。

■副業のトラブルにご注意!
○事例
インターネットで動画を見るだけで簡単に稼げるという副業を見つけ申し込んだ。仕事のために75万円が必要と言われた。お金がないと伝えたら、スマートフォンの画面共有ソフトで消費者金融からお金を借りさせられ支払った。返金してほしい。

○アドバイス
「誰でも簡単に楽に稼げる」仕事はありません。連絡がとれない、または連絡がとれても対応が困難な事業者も年々増えています。仕事をするために高額な支払いをするよう言われても、うのみにせず、うまい話には乗らないようにしましょう。

■定期購入など通信販売のトラブルにご注意!
○事例
スマートフォンのSNSの広告で、定期縛りのない1980円の美容液を見つけた。申し込む途中で、さらにお得なコースを案内された。商品が届いたが、申し込んだコースは7回の縛りがある契約だと分かった。解約の電話をかけたが話し中で通じない。

○アドバイス
相変わらず定期購入に関するトラブルは多いですが、最近は入力途中で別のお得なコースを案内され、高額な縛りのある契約をしてしまったという相談が増えています。SNSの広告にとらわれず、申し込む際は、購入条件や返品特約、最終確認画面をよく確認しましょう。通信販売はクーリング・オフができません。ご注意ください。

■分電盤の点検商法にご注意!
○事例
分電盤の無料点検をすると電話があり承諾した。後日訪問され点検後に、「このままでは壊れる、交換の必要がある」と言われ不安になって新しい分電盤に交換する契約をした。90万円と高額だったので不安だ。

○アドバイス
無料の点検だからと気軽に応じると、点検後断ることが難しい状況に追い込まれることもあります。身分を偽り電話や訪問をする場合もあるのできっぱりと断るようにしましょう。点検後に料金が発生する契約を勧められてもすぐ契約せず、家族や信頼できる人に相談しましょう。分電盤は電力会社による4年に1度の法定点検が定められています。費用は無料です。

◆まちだくらしフェア2025~見つけよう!明日を変えるくらしのヒント
食、住、環境、暮らしの安心・安全等に関する情報について、パネル展示・寄席・講演会などを通して紹介します。詳細は市HP(本紙二次元コード)をご覧ください。
日時:9月26日(金)、27日(土)、午前10時~午後3時30分(入場は午後3時まで)
場所:町田市民フォーラム3・4階

問合せ:消費生活センター
【電話】725-8805

◆消費生活出前学習会を行っています
消費生活相談員が、皆さんの地元に出向き、日頃の相談事例に基づいた旬の情報をお届けします。悪質商法からご自分や家族、友人を守るために、ぜひご利用ください。
対象:町内会、老人クラブ、PTA、学校、サークルなど、おおむね10人以上の団体
開催日:原則月~金曜日の午前10時~午後4時の間で、1~2時間程度

問合せ:消費生活センター
【電話】725-8805

◆メール配信サービスをご利用ください
消費生活センターでは、悪質商法や消費者トラブルに関する注意喚起情報など、日常生活に関する消費生活情報「くらしのヒント」のメール配信を行っています。本紙二次元コードから登録できます。

◆困ったときは消費生活センターへ
対象:市内在住、在勤、在学の方
・相談専用電話【電話】722-0001(受付時間…祝休日を除く月~土曜日の午前9時~正午、午後1時~4時
・消費者ホットライン(消費者庁)【電話】188(いやや)
最寄りの相談窓口をご案内します。