- 発行日 :
- 自治体名 : 東京都小平市
- 広報紙名 : 市報こだいら 令和7年6月20日号
これからの季節は気温や湿度が高い日が続き、熱中症に十分注意が必要です。特に高齢者は熱中症になりやすく、重症化しやすい傾向があります。正しい知識を身につけて、暑い夏を乗り越えましょう。
■高齢者は特に注意が必要
熱中症患者のおよそ半数は65歳以上の高齢者です。
その原因として、主に以下の3つが挙げられます。
◇体内の水分が不足しがち
高齢者は若年者よりも体内の水分量が少ないうえ、体の老廃物を排出する際に多くの尿を必要とします。
◇暑さに対する感覚機能の低下
加齢により、暑さやのどの渇きに対する感覚が鈍くなっています。
◇暑さに対する体の調節機能の低下
高齢者は体に熱がたまりやすく、暑い時には若年者よりも循環器系への負担が大きくなります。
■エアコンの適切な利用を
東京都23区における熱中症死亡者は、約86%が65歳以上の高齢者でした(令和6年夏)。
また、屋内での死亡者の約86%が、エアコンを使用していませんでした。
エアコンを適切に利用して、熱中症を防ぎましょう。
◇エアコン設置有無・使用状況別
出典:東京都監察医務院
■熱中症にならないためにできること
・のどが渇く前に、こまめに水分・塩分補給
・日陰を利用して、徐々に暑さに慣れる
・室内でも温度や湿度を測る
・日傘や帽子などの日よけグッズを活用
・涼しい服装で過ごす
・十分な睡眠をとる
・エアコン・扇風機の活用
・入浴や運動などで汗をかく習慣をつける
■熱中症警戒・特別警戒アラート
熱中症を予防することを目的に、環境省と気象庁が共同で発表し、暑さへの気づきを呼びかけるための情報です。
市でも、小平市ホームページや市公式X(旧Twitter(ツイッター))、メールマガジン、Facebook(フェイスブック)でアラートの情報を配信しています。市公式アカウントの登録をして、熱中症の対策に活用しましょう。詳しくは、小平市ホームページ(ID105824)をご覧ください。
■職場における熱中症対策の強化
職場における熱中症の重篤化を防ぐため、労働安全衛生規則が改正され、令和7年6月から職場における熱中症対策が強化されました。
詳しくは、ホームページをご覧ください。
【HP】厚生労働省 職場における熱中症対策の強化
問合せ:健康推進課
【電話】042-346-3700