くらし 多磨全生園「人権の森」を未来へ受け継ぐ(2)

■国立療養所多磨全生園「将来構想」について
本構想は、入所者一人ひとりが心の安らぎを得て療養できる環境を保持するとともに、入所者が生きることの充実感が満たせるように医療・生活の充実した施設としてあり続けることを理念として、入所者の在園保障、ハンセン病問題や多磨全生園の正しい理解の普及啓発、施設の地域開放・共生の3つの基本方針を設定し、令和7年3月版として、今後の取り組み方針をまとめています。

~本将来構想に込められた想い~
入所者の暮らしと想いを守りながら、未来へ残そう!人権の森
ーいのちを育み 癒す森ー

○基本目標1 在園保障に関する事項
・入所者の医療等に必要な医師、看護師および介護員の確保など、人材不足に対して、医師等の処遇改善をはじめ必要な措置を進める。
・高齢化している入所者への対応体制等を整える。
・医療施設として充実させるため、施設整備計画にも言及し、入所者の療養生活が充実したものとなるように整備を推進する。

○基本目標2 普及啓発に関する事項
・「人権の森」構想を促進するため、緑化整備と樹木管理の方針について記載し、樹木の専門家によるコンサルテーションを受けるなどし、「人権の森」構想を促進する。
・園内にある歴史的建造物の保存について、全生園が保存対象として選定した16の建造物の保存に向けて、国に働きかけていくと共に、多磨全生園の歴史伝承のための社会交流会館の設置を整備する。
・将来構想図を策定し、入所者・施設運営エリア、地域交流・自然公園エリア、史跡・教育エリアの3エリアを設定し、大まかな用途を示した。

○基本目標3 地域開放・共生に関する事項
・園内の施設が集約されたことにより、使用頻度の低くなった土地を入所者の方々の生活に支障が出ない範囲で活用していくために、入所者・市民のニーズを踏まえて施設利用と活用方針の策定をする。
・入所者の意向や整備計画などを勘案し、地域開放できる可能性のある土地や施設等を整理していく。また、入所者の皆さんの想いが込められた人権の森公園設置の検討や、全生園の土地を借りて建てられた保育園についても、歴史の伝承や自然豊かな保育環境等の面からも大きな意義があり、継続設置に取り組んでいく。

本将来構想の全文は市のHPで公開をしています。右記コードよりご覧ください。
※二次元コードは本紙参照

■あつまれ人権の森~親子でたのしむ多磨全生園~
このイベントは、ハンセン病や多磨全生園について、幅広い世代へ正しい知識の啓発を行うとともに、この土地や歴史を後世にどう残していくかなど、多磨全生園将来構想に掲げる、施設の地域開放を進めるために実施します。
「人権の森」の豊かな緑を活用し、普段なかなか体験することができない火起こし体験や園内のガイドウォークなど、自然に触れあいながら、多磨全生園に慣れ親しんでもらうための野外体験イベントです。
日時:1月24日(土)午前10時~午後2時 ※雨天の場合は2月1日の同時刻に延期。詳細はHPへ
場所:多磨全生園内さくら公園 ※会場近くに自転車置き場を用意しています。お車での来園はご遠慮ください。
費用:あそびは無料 ※別途、軽食の販売があります。
対象:どなたでも入場可能。お気軽にご来場ください。

○遊びのメニュー
・森のようせい探し
・竹の楽器コーナー
・ひみつ基地作り
・火おこし体験
・落ち葉のプール
・レンジャーと森を探検
・森のちいさなアトリエ花さき
andmore…

詳しくはHPをご覧ください。

多磨全生園「人権の森」特集(本紙6・7面)の問合せ:企画政策課