- 発行日 :
- 自治体名 : 東京都東村山市
- 広報紙名 : 市報ひがしむらやま 令和7年(2025年)9月15日号
■さいごに・戦後80年をむかえて
8月6日に「地域の戦争・平和学習及び広島派遣事業」に参加した東村山市・東大和市の子どもたちと広島の平和記念式典へ、9日には長崎の平和祈念式典に出席し、犠牲となられた方々へ哀悼の誠を捧げ、世界平和と核兵器廃絶を祈念してまいりました。被爆者の多くが鬼籍に入り、ご存命のかたも高齢化する実情に触れ、戦争の悲惨さと平和の尊さを未来に伝えることが、これまで以上に重要であると認識しました。市では、8月に戦争体験記を発行し、市民14名の戦争体験を冊子として残しました。9月下旬には、「被爆樹木二世」である広島のアオギリと長崎のクスノキを、整備中の萩山公園と、隣接するざわざわ森に、平和の木として植樹予定です。苗木の成長を見守っていただくことで、平和の大切さを共有してまいります。加えて、多摩26市で構成する「平和首長会議東京都多摩地域平和ネットワーク」では、高校生・大学生26名が「平和ユース生」として政策提言を目指し学習を進めており、当市からは高校2年生の岩本正弘さんが参加しています。若い世代が戦争の悲惨さに向き合い、未来に向けて出す平和の提言に私としても期待しているところであります。これらの戦後80年の節目の取り組みに加え、「平和のつどい」「核兵器廃絶と平和展」「平和祈願献花式」を継続し、広く平和の大切さを伝えてまいります。
問合せ:企画政策課