くらし フェーズフリーを知っていますか? 〜日常で使っているものは災害時にも役立つ〜

■緊急確認! 身近なもので災害に対応する!
災害に備えるには、高額な防災用品をそろえなければいけないと思っていませんか?
実は、身近な日用品の中にも災害時に役立つものがたくさんあります。身近なものを災害時に使用する考え方を「フェーズフリー」と言い、災害時にも使い慣れたものを使用できたり、特別な準備がいらなかったりするというメリットがあります。

●その時、何を使う?
いつ起こるか分からない災害に備えるには、防災用品はもちろん大事だけど、いつも使っているものを「どう災害時に活用するか」と考えることも大事だニャ!
防災用品をそろえるのが大変な方は、まずはご自宅にあるものが災害時にも使えないか考えてみてニャ!

▽日常 日用品を使う
・値段が安い
・買い求めやすい
・使用期限内に使い切ることが多い
・使い慣れている
・ライフラインが止まると使えなくなるものがある

▽災害時 防災用品を使う
・値段が高い
・専門店でないと買えないことがある
・使用期限を過ぎてしまうことが多い
・使い慣れておらず、いざというとき使うのに時間がかかる
・ライフラインが止まっても使用できる
・日用品とは別の保管場所が必要

▽いつでも! フェーズフリーをいかせるものを使う
・災害時でも使い慣れたものを使うことができる
・余計なお金がかからない

●フェーズフリーの実践例
▽電気が止まった時!
キャンプ用ランタン、モバイルバッテリー
キャンプ用品は家の中でも使えます。明るいものが多いので、照明の代わりに!
モバイルバッテリーは、携帯だけでなく小型の家電のコンセント代わりにも使えます。

▽ガス・電気が止まった時!
カセットコンロ
台所のガス・IHコンロが使えなくても、温かいご飯が食べられます。

▽安全に病院に行けるまでの応急措置!
手ぬぐい
首からかけて結ぶだけで、ケガをしてしまったときの応急措置ができます。

●普段の食事が備蓄になる?
〜ローリングストックを実践してみよう〜

▽気が付いたら食材の賞味期限が切れていたことはありませんか?
ローリングストックとは、災害時に役立つ備蓄の方法です。日ごろから多めに食材を購入し古いものから使用して、減った分を買い足します。これにより、常にある程度の量の食材を用意できます。さらに、賞味期限の近い食材から消費するため、期限切れにも気付きやすくなります。

▽車のガソリンはどれくらい入っていますか?
災害発生後は、車にガソリンを入れることが難しくなる可能性があります。2011年の東日本大震災の時には、ガソリンスタンドが混雑し、給油に時間がかかってしまった地域もありました。
食材と同じようにローリングストックの考え方を利用して、ガソリン残量が半分以下になったら給油しましょう。

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問い合わせ:防災安全課
【電話】338-6802【FAX】339-7422