- 発行日 :
- 自治体名 : 東京都大島町
- 広報紙名 : 広報おおしま 令和7年11月号
伊豆大島では、山頂カルデラ内(三原山周辺)が「国立公園」の「特別保護地区」に指定されており、この島独自の自然が大切に守られています。それ以外のエリアも、ほとんどが富士箱根伊豆国立公園の一部となっています。そんな大島でも、見慣れない(一見華やかな)お花を見掛けることがありませんか?実はそれらの多くは、在来種に影響を及ぼす「外来種」です。
外来種図鑑6:「タカサゴユリ」
・台湾原産、7~9月開花
・生態系への影響=競合(在来種と住処や食物を取り合う)、遺伝子汚染(在来種と混雑してしまう)
・自家和合性(自家受粉で増える)、他のユリと比べて成長が速い
・大島で多い場所:集落の周辺など
秋から冬の間は、この他にも「セイタカアワダチソウ」「ナルトサワギク」「オオアレチノギク」「コセンダングサ」などが目立つようになります。
外来種は一度定着すると、完全駆除は困難な場合がほとんどです。
園芸品種などは、庭から持ち出さないようにご注意ください。
みなさまには「入れない」・「捨てない」・「拡げない」ことをご協力いただけますと幸いです。
大島にしかない自然を、未来にも引き継げるよう、一緒に大切にしていきましょう!
また外来種であっても、防除する際は次のことに気をつけてください。
1.土地の所有者に確認をとる
2.植物の場合、抜き取った後の処理をする(植物片が散らばらないよう、ビニール袋に入れる等)
環境省伊豆諸島管理官事務所
【電話】2-7115【E-mail】[email protected]
