くらし ご存じですか?「セルフ・ネグレクト」

「自己放任」ともいわれるセルフ・ネグレクト。
自宅で暮らしている高齢者などが、食事や着替え、病気の治療など、本来であれば生活の中で行うべき行為をしない、あるいはできないために、心身の安全や健康が脅かされる状態を指します。

■セルフ・ネグレクトのサイン
・昼間でも雨戸が閉まっている。
・電気・ガス・水道が止められていたり、新聞・テレビの受信料・家賃の支払いが滞っている。
・ゴミが部屋の周囲に散乱している。部屋から異臭がする。
・郵便物がたまったまま放置されている。
・野良猫のたまり場になっている。
このようなサインが認められれば支援が必要な状態である可能性が高いです。

■セルフ・ネグレクトに陥る要因としては
・高齢による心身機能の低下
・認知症
・精神疾患
・社会的孤立
・経済的問題
・他者からの虐待
などがあります。

病状が悪化してもあまり自覚せず、命にかかわるような重篤な状況になっても病院を受診せずに、最悪の場合は孤立死に至ることもあります。
ご自身で支援を求めることができない場合もありますので、ご家族や近隣の方からもご相談ください。

問い合わせ:
地域包括支援センター(櫻壽会内)【電話】9-5660
福祉健康課高齢福祉係【電話】2-5570