- 発行日 :
- 自治体名 : 神奈川県
- 広報紙名 : 県のたより 令和7年9月号
令和4年9月に新しく生まれ変わった県立図書館本館は、本を借りるだけでなく、静けさに浸り、リラックスできる創造空間として、読書のためにデザインされた家具類や設備を備えるなど、皆さんが「読書」に没入できるよう工夫を凝らしています。人気のコーヒー店もあり、おしゃれなカフェのような落ち着いた空間でゆっくりと読書を楽しむことができます。
■神奈川県立図書館
◆「司書箱」で思わぬ出会いを
▽1~3F 司書箱
司書が自由な発想で個々にテーマを設定し、面白いと思った本や今こそ読みたい名著などに紹介文を添え、館内17カ所に展示しています。風俗習慣の書架に「ファッション」、歴史の書架に「猫」など、さまざまなテーマの展示が期間で入れ替わり“思わぬ”本との出会いを楽しめます。
▽4F 生涯学習相談デスク
生涯学習を「これから始めたい方」から、学び直しや資格取得、ボランティア活動等について「具体的に知りたい方」まで、生涯学習相談員が相談に応じています。来館の他、電話や相談フォームで相談を受け付けています。
【電話】045-263-5900(自動音声案内で4番を選択)
◆読書に没入したいときは
▽2F 静寂読書室
“静けさ”をテーマにした空間で、声を出すこともパソコンや筆記具の使用も不可としており、音のない空間で本が読めます。
◆ほっと一息つきたいときは
▽1~3F ロングテーブル
1階から3階の各階南側にある「ロングテーブル」。この机は、本を読む姿勢をとったときに腕が触れる角がカーブしており、長い時間の読書にも適しています。
▽3F・4F オープンテラス
横浜みなとみらい地区の方角に開かれた眺望の良いテラスで、富士山が見える場所もあります。屋外が心地よい季節には、リラックスした読書の場にもなります。
◆ギャラリー展示
▽〔無料〕江戸時代と本
―花開いた出版文化―
開催期間:9月13日(土)~令和8年3月11日(水)
江戸時代に出版された娯楽小説の変遷、当時の板元(はんもと)(出版物の制作・販売者)や貸本屋の役割、庶民の読書事情などが分かる資料と作品を紹介します。
また、歌川広重の描いた浮世絵『東都名所高輪廿六夜待遊興之図』のマスターレプリカの展示やスライドショー形式の映像コーナーも楽しめます。
▽大河ドラマで注目の「蔦屋重三郎(つたやじゅうざぶろう)」関連本も紹介
『東海道中膝栗毛』や『解体新書』など知名度の高い資料から、NHK大河ドラマ「べらぼう」にも登場した、四方赤良(よものあから)(大田南畝(おおたなんぽ))が序文を寄せ、蔦屋重三郎によって出版された『狂歌はまのきさご』など、普段はなかなか見ることのできない貴重な資料を紹介します。
■もう一つの県立図書館 県立川崎図書館
ものづくり技術に関する工学、産業技術、自然科学分野の図書や雑誌を収集する「ものづくり情報ライブラリー」として、特色あるサービスを展開しています。
開館時間:月~金曜 9時30分~19時30分(土曜、祝・休日は17時30分まで)
休館日:
日曜(祝日の場合を含む)、第2木曜(祝・休日の場合は翌金曜)
年末年始・資料総点検期間
所在地:川崎市高津区坂戸3-2-1 KSP西棟2F
交通:JR武蔵溝ノ口駅から徒歩15分
問合せ:【電話】044-299-7825【FAX】044-322-8878
上記記事に関する問合せ:県立図書館
【電話】045-263-5900(自動音声案内)【FAX】045-241-0985