- 発行日 :
- 自治体名 : 神奈川県横浜市
- 広報紙名 : 広報よこはま 令和7年3月号
GREEN×EXPO 2027の開催まで2年あまりとなりました。
近年、厳しい暑さや集中豪雨、短くなる春秋、強い寒波など、温暖化の影響と考えられる現象が顕著になりました。それらによる道路の冠水、鉄道・バスの運休、冷暖房需要の急激な増加も頻発しています。農畜産物や漁獲量への影響が深刻になると、食料の安定供給を脅かしかねません。
「気候変動」という、地球規模の、しかし、我々の日常生活に深く関わる課題を解決するためには、CO2削減を含む「環境への負荷を減らす生活」や「地球と共に生きるエコなくらし」の実践が必要です。課題の解決に向けて、国際都市横浜から起こすアクションがGREEN×EXPOです。季節の花々や木々の緑、和の織りなす繊細を感じられる会場で、市民の皆様や国内外の方々と、気候変動の課題を共有し、解決につなげる行動を起こします。
環境負荷を減らす最先端技術を知る、子どもたちが遊びながら環境にやさしい循環型社会の大切さを学ぶ、生物多様性に支えられた食と農がつながる暮らしを体感する、自然と共に育まれた日本の伝統的なものづくりを通じて各地の文化や歴史を理解する。もちろん、市民の皆様と共につくる多くの市民参加プログラムも企画中です。
季節を彩る花や緑と共に、新たな桜の名所づくりにも取り組み、開催後も市民の皆様に永く愛され、親しまれる場所にしていきます。
横浜の地から、地球環境を次世代へと引き継ぐ価値が再認識され、「地球と生きる準備」を始めるきっかけとなる、そんなGREEN×EXPOを目指してまいります。
横浜市長 山中竹春