- 発行日 :
- 自治体名 : 神奈川県横浜市
- 広報紙名 : 広報よこはま 令和7年4月号
図書館は、書物や記録を保存し、それを次代へ伝えていく大切な役割を担っています。
そして今、技術の発展により、情報伝達の媒体は紙だけではなく、電子書籍や動画映像など、様々な電子メディアへと多様化しています。
横浜市は、昨年(2024年)より、スマートフォンを使った図書館サービスの向上に取り組んでいます。
ご自宅などから電子書籍を含む約400万冊の蔵書検索や予約が可能になりました。
また、2024年1月からデジタル図書館カードを導入したことにより、昨年の電子書籍(1万7千点)の月間貸出数は、4.6倍に増加しています(電子書籍を導入した2021年比)。
今後は、子育て応援アプリ「パマトコ」と連携し、お子さん一人ひとりに、とっておきの一冊をご紹介できる機能も追加します。
横浜市は、今後の図書館を、読書を通じて「知る・学ぶ」場所となるのはもちろん、
(1)あらゆる世代の市民の皆様が居心地よく過ごせて「つどう・憩う」場、
(2)子どもたちの「知りたい」「創りたい」を引き出す場、
(3)市民や団体の皆様が「地域の魅力を発信」していく場へと進化させていきます。
新たな大型図書館を整備するとともに、一部の既存図書館をリニューアルして規模や機能を拡充し、多くの人が集える空間にしていく予定です。
図書取次所の増設も積極的に進めてまいります。
これまでの図書館の歴史の中で積み上げたものを大切にしながら、変化する新たな時代に対応できる図書館であり続けたいと思います。
進化する横浜市の図書館に、どうぞご期待ください。
横浜市長 山中竹春