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- 自治体名 : 神奈川県横浜市金沢区
- 広報紙名 : 広報よこはま金沢区版 令和7年5月号
金沢区は、関東学院大学、横浜市立大学と平成20年に協定を締結し、大学の専門的な知識や学生の行動力、斬新で柔軟な発想を生かしたまちづくり「キャンパスタウン金沢」を進めています。
今回は、区の助成を受けて活動した7団体の取組を紹介します!
■関東学院大学中津研究室~「こどもまんなか」まちづくり活動
瀬ケ崎小学校の自然観察林「アスレの森」で3回、横浜南共済病院の公開空地で4回のワークショップを開催しました。
前半の活動で、調査・設計・実践(施工)を体験的に学んだ子どもたちは、後半まちに出て住民と協働作業を行いました。
活動を通して、地域への愛着や世代を超えた信頼関係を深めることができました。子どもたちが故郷を離れても、いつか戻って来てくれると信じています。
■横浜市立大学医学部YDC~地域に医療を届けたい!
地域へ正しい医療知識の提供を行い、「子どもたちの夢を医療につなげたい!」という思いで活動しています。
小中学校での訪問授業では、医師・看護師を志したきっかけについて話すキャリア教育や、三角巾やテーピングを用いたけがの処置の体験などを行いました。金沢消防署・あしたタウンラボでは医療体験教室を行い、「厚生労働省主催第六回上手な医療のかかり方アワード最優秀賞」「神奈川県青少年育成活動推進者表彰」「金沢区一般消防功労者表彰」を受賞しました。
■横浜市立大学角田隆一ゼミナール 写真部~金沢八景に潜む「時」の「層」を写真であぶり出す
学生にとって魅力的な「金沢八景」イメージを創出するため、「時間的な旅」としての社会学的な街歩きを志向したフォト・プロジェクトに取り組んでいます。
自宅と大学の間を漫然と過ごすと平板にも見えてきてしまう自らのキャンパスタウンを、住民のライフ・ストーリー写真や歴史写真などと現在の姿を重ね合わせたさまざまな「時層」を見出すことを通して、持続的で奥行きある魅力をあぶり出せるよう試みています。
■関東学院大学理工学部防災水工学研究室~防災・減災に関わる自助・共助推進プロジェクト
小中学生や住民向けの防災教育支援、地域の防災・減災に関わる勉強会などを実施しています。学生が講師となり、「谷津町こども会」や「小田中学校」にて、ハザードマップ確認、段ボールベッド・新聞紙スリッパ製作や簡易トイレ体験などを実施しました。
また、住民向けに防災・減災討論会を開催するなど、防災・減災知識の普及や啓発に貢献しました。
■地域づくり金沢フォーラム2025@関東学院大学
3月に各団体の活動報告や、パネルディスカッションを通して、地域と学生の活発な意見交換が行われました。当日の様子は、区ホームページをご覧ください。
ホームページ:「地域づくり金沢フォーラム」検索
■このほかの「キャンパスタウン金沢サポート事業補助金」交付団体の取組
◇関東学院大学
団体名:LINKAI横浜金沢ラボ教職研究室
活動名:子どもを対象とした科学教育活動
活動内容:私たちは中等および高等教育の教員を目指して日々活動しています。三井アウトレットパークでのエコWEEKや泥亀公園でのAozora Factory において、子どもたちに「科学実験教室」を行い、科学の面白さや実験の楽しさを伝えることができました。
◇横浜市立大学
団体名:Hair for Children
活動名:ヘアドネーション活動
活動内容:頭髪の寄付を募り、市大附属病院を中心に、小児がんなどで頭髪に悩みを抱える子どもたちに無償で医療用ウィッグを届ける活動をしています。区内の美容室にご協力いただき、提携美容室を大きく増やすことができました。
団体名:三輪研究室
活動名:みんなでまち保育プロジェクト
活動内容:子どもの育ちのためにまちを開き、子どもとともにまちが育つ「まち保育」という考え方のもと、さまざまな世代の子どもたちが地域社会と一体となって育っていけるよう、妊婦さん向けのお産歩(さんぽ)講座や親と子の交流の場の創出、小中高生の居場所づくりなどを行いました。
■関東学院大学「社会連携センター」
地域に開かれた大学として、地域の皆さんと連携し、教育研究の成果を社会に還元するため、地域と大学を結び付ける相談窓口の役割を果たしています。
ホームページ:「関東学院大学 社会連携センター」検索
■横浜市立大学「地域貢献センター」
地域の団体、企業、行政などの皆さんからの相談窓口として、地域課題解決に向けた研究事業や学生のボランティア支援、市民の生涯学習の支援など、大学の地域連携の推進に取り組んでいます。
ホームページ:「横浜市立大学 地域貢献センター」検索
この特集に関する問合せ:地域力推進担当(6階601)
【電話】045-788-7809【FAX】045-788-1937