- 発行日 :
- 自治体名 : 神奈川県横浜市金沢区
- 広報紙名 : 広報よこはま金沢区版 令和7年6月号
■事前の備え
(1)災害リスクの確認
自宅周辺の災害リスクをハザードマップで事前に確認しましょう。対象区域になっている場合は、ハザードマップ上に色がついています。
◆代表的な災害リスク
▽がけ崩れ
自宅ががけのそば、またはがけの横にある場合は危険→土砂災害ハザードマップ
▽河川からの浸水
上流の水量や水位の変化にも注意が必要→浸水ハザードマップ
▽高潮による浸水
雨量の多い時間帯と満潮が重なる場合は、特に注意→浸水ハザードマップ
(2)避難行動の検討
ハザードマップを確認し、避難先までの避難経路を事前に確認しましょう。安全が確保できる場合は、自宅で待機することも避難行動のひとつです。
自宅周辺の災害リスクが高い場合は、安全な場所にある親戚や知人の家も避難先としておくなど、事前に検討しておくことがとても重要です。
ぼたんちゃん:避難先として、親戚や知人の家の他に、金沢区役所の職員が開設する避難場所があります。
(3)情報の収集
避難を促す気象警報は、テレビやパソコン・スマートフォンから確認ができます。
いざという時に情報が取得できるように確認しておきましょう。
◆テレビ
データ放送(dボタン)気象情報などが確認できます
◆パソコンやスマートフォン
▽横浜市ホームページ
トップページに避難場所の開設情報などが掲載されます。
▽金沢区役所X
災害発生時に情報をお知らせします。
▽横浜市避難ナビ
避難行動を平時である「いま」から災害時である「いざ」まで一体的にサポートするアプリです。
(4)自宅周辺の準備
自宅周辺に危険なものがないか、確認しておきましょう。
・排水溝を物でふさがないようにしましょう
・飛ばされる恐れのあるものは室内にしまうか、固定しましょう
・アンテナなど、飛ばされる恐れのあるものがしっかり固定されているか確認しましょう
・雨どいが破損していないか、落ち葉などが詰まっていないか確認しましょう
・ガラスの飛散を防止しましょう
(5)備蓄品・持ち出し品の準備
風水害時、避難場所では原則、物資・食料の配給は行っていません。
◆自宅での避難を想定した備蓄品
・トイレパック、トイレットペーパー
・照明器具
・カセットコンロ、ガスボンベ
・非常食
・紙皿、紙コップ
◆避難用リュック
▽避難時に持ち出す必要な持ち物
・飲料水
・食料
・情報収集ツール
・タオル
・メガネ、コンタクトレンズ
・免許証・保険証
・ビニール袋
・電池
・ヘッドライト
・着替え、下着
・ティッシュ
・救急セット、常備薬
・トイレパック
▽小さい子どもがいる家庭に必要な持ち物
・ミルク
・離乳食
・紙おむつ
・おしり拭き
・母子手帳
・お気に入りのおもちゃ
・バスタオル
◆ローリングストック
家族構成や生活スタイルに合わせて、食料や日用品を少し多く買い備えて、備えたものを順番に使いながら新たに買い足していくローリングストックがおすすめです。
■いざ避難するならば
◆避難のサイン
▽下水道からの浸水
・トイレや洗濯機の排水口から水が溢れ出しそう
▽河川氾濫の危険
・河川の水位が上昇
▽土砂災害の危険(崖崩れの前兆現象)
・小石がパラパラ落下
・斜面に湧水や亀裂が発生
▽行政からの避難情報の発令
警戒レベル3(高齢者等避難)
警戒レベル4(避難指示)
◆避難行動
▽安全な場所へ
水平避難:親戚・知人の家、避難場所など
垂直避難:高い建物の2階以上など
▽夜間や大雨・強風などにより、屋外避難がかえって危険な場合
がけ崩れや浸水から避難するために建物内の崖から離れた2階以上に避難
・建物内で水平避難
・垂直避難
避難に時間がかかる人は、危険がせまる前に早めに避難を開始しましょう。
■避難場所はこちら
避難先のひとつとして、金沢区では以下の避難場所が開設されます。
◇5か所の風水害避難場所
(1)西柴中学校(西柴一丁目23-1)
(2)釜利谷東小学校(釜利谷東二丁目12-1)
(3)大道小学校(大道二丁目3-1)
(4)六浦地区センター(六浦五丁目20-2)
(5)関東学院大学 ベンネットホール(六浦東一丁目50-1)
※気象庁が土砂災害警戒情報を発表または横浜市や金沢区が避難情報(高齢者等避難、避難指示)を発令した場合、開設されます
さらに風雨が強まると…
◇追加で開設される4か所の風水害避難場所
(6)富岡小学校(富岡西七丁目13-1)
(7)能見台小学校(能見台三丁目32-1)
(8)並木中学校(並木三丁目4-1)
(9)金沢区役所1階1号会議室(泥亀二丁目9-1)
※大雨特別警報などの可能性がある場合、上記5か所の避難場所に加えて追加で開設されます
ぼたんちゃん:避難場所には飲料水や食料はありません。「(5)備蓄品・持ち出し品」を確認して、事前に準備をしておきましょう。
この特集に関する問合せ:防災担当(6階603)
【電話】045-788-7706【FAX】045-786-0934