- 発行日 :
- 自治体名 : 神奈川県川崎市川崎区
- 広報紙名 : かわさき市政だより 川崎区版 2025年7月号
川崎区内の交通事故のうち、約4割が自転車に関係する事故です。
令和6年の自転車事故件数は、市内で川崎区が一番多く230件でした。不注意や逆走、一時停止違反、信号無視など交通ルール違反が事故の原因となっています。交通ルールをみんなで守って自転車を安全に利用しましょう!
■守りましょう!自転車の基本的な交通ルール
「自転車安全利用五則」
(1)車道が原則、左側を通行 歩道は例外、歩行者を優先
自転車は車道通行が原則です。車道を走るときは、左側を通行しましょう。「普通自転車歩道通行可」の標識・掲示がある場合、自転車は歩道を通行できますが、歩行者が優先です。
(2)交差点では信号と一時停止を守って、安全確認
信号のある場所では信号表示に従い、一時停止標識のある場所では必ず止まって周囲の安全確認をしましょう。
(3)夜間はライトを点灯
無灯火は、他から自転車が見えにくくなるので非常に危険です。安全のため、夜間はライトを点灯し、反射器材を備えた自転車を運転しましょう。
(4)飲酒運転は禁止
自転車は車の仲間です。お酒を飲んだら絶対に乗ってはいけません。
(5)ヘルメットを着用
法令により、大人も子どもも年齢を問わずヘルメットの着用に務める義務があります。頭部を守るためにも乗車用ヘルメットをかぶって自転車に乗りましょう。
■自転車の交通ルールをスマホで学ぼう!
チリカちゃん「スマートチリリンスクール開講!」
神奈川県警察公式アプリ「かながわポリス」で自転車の交通ルールを学習できるようになりました。スマートフォンでアプリをダウンロードしてご利用ください。
神奈川県警ホームページは紙面の二次元コードから
■自転車事故で9,500万円の賠償命令の事例も
自転車損害賠償責任保険等への加入は義務です。
神奈川県自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例(令和元年10月1日改正)により、神奈川県で自転車に乗る人は自転車損害賠償責任保険等への加入義務があります。
罰則の規定はありませんが、過去には、自転車と歩行者の事故で、自転車の過失が認められ、9,500万円以上の損害賠償が課された事例もありますので、自転車損害賠償責任保険等に加入してください。自転車損害賠償責任保険等への加入は、スマートフォンやコンビニからでも簡単にできます。
■地域デザイン会議で自転車事故防止について区民の皆さんと一緒に考えました!
3月8日土曜に開催した「地域デザイン会議」で、区民の皆さんが自転車事故防止について、ワークショップ形式で意見交換を行いました。区民の皆さんからいただいた意見を自転車事故防止に向けた取り組みに生かしていきます。
地域デザイン会議とは…区民の皆さんが参加し、地域のことを話し合い、地域課題の解決につなげていくために開催している会議です。
▽ワークショップでの主な意見
〈自転車利用に関して危ないと感じたこと〉
・歩道を歩いている時に後ろから走ってきた自転車とぶつかりそうになった。
・直進してきた自転車が急に方向転換をしてきた。
〈自転車の交通ルールが守られない理由〉
・そもそもルールを知らない人が多いのではないか。
・交通ルールの改正が伝わりにくいのではないか。
〈自転車の交通ルールを守ってもらうための取り組み〉
・ショッピングモールやスーパーマーケットなど、人目に付くところで交通安全キャンペーン。
・自転車販売店と連携し、自転車購入者に対して交通ルールや正しい乗り方を案内。
問い合わせ:川崎区役所危機管理担当
【電話】044-201-3134【FAX】044-201-3209