- 発行日 :
- 自治体名 : 神奈川県平塚市
- 広報紙名 : 広報ひらつか 令和7年7月第1金曜日号
昭和20年7月16日。空襲で平塚のまちは一夜にして焼け野原と化した。混乱する社会や経済を立て直すべく、人々は力を合わせ懸命に復興に取り組んだ。
昭和25年、苦しい戦災から5年が経ち、まちには活気が戻り始めていた。復興の目星が付いたとして、7月には市が「復興まつり」を開く。お盆を前にした農閑期なのも相まり、「近隣農村の人たちが見物にどっとつめかけた。商店街は爆発的な売り上げを記録した」と言う(『平塚市史10』)。
この復興まつりが、現在の湘南ひらつか七夕まつりの前身となる。まつりの終了後、復興まつりを毎年続けてほしいという声が市に寄せられた。しかし、「復興まつりの名称で毎年やるわけにはいかない」(『平塚市史10』)。そこで宮城県仙台市の七夕まつりを参考に、翌26年から平塚でも七夕まつりを始めることとなった。
復興の喜びが源点となった七夕まつり。現在では湘南ひらつか七夕まつりとして、百万人規模の人出を記録する行事に成長した。平和への祈りを込め、七夕まつりを未来へつないでいこう。
◆湘南ひらつか七夕まつり 今年の開催概要
7月4日(金)〜6日(日)に開きます。豪華絢爛(けんらん)な七夕飾りを楽しみませんか。4日・5日(土)は午後8時、6日は7時まで。イベントの時間や内容など、詳しくは湘南ひらつか七夕まつりウェブをご覧ください。右の2次元コードからもアクセスできます。
※2次元コードは本紙をご覧ください。
・イベントスケジュール
問い合わせ:商業観光課
【電話】35-8107