くらし 戸別収集の収集員さんにお話を聞きました!

今年4月から、一部の地域で行っている戸別収集に携わっている(有)山一商店の皆さんです。
・山一商店・光山さん
・同・中鉢さん
・同・宮本さん

■実際に戸別収集に携わってみてどうですか?
▽収集にかかる時間は、増えましたか。
光山さん:増えましたね。特に最初のころは、どこに排出容器があるのか分からず、余計に時間がかかっていました。

▽戸別収集の際、一日何歩ぐらい歩きますか。
光山さん:ごみの収集には、運転手と助手がいます。戸別収集では基本的に助手は車に乗らず、ごみを収集しながら車と並走して、歩いたり、走ったりしています。一つのルートで約25kmの範囲を回るのですが、助手は1万5千~2万歩は歩いています。それこそ最初は筋肉痛でした。

▽動物被害が減った、不法投棄がなくなったなどを具体的に実感することはありますか?
宮本さん:動物被害はあったとしても、一軒ずつの被害なので、散らかる範囲が小さくなったと思います。

光山さん:不法投棄というか、ルールに沿っていないごみ出しは減りました。有料袋に入れていないごみは、ダメシール(ルール違反のごみに貼るシール)を貼って対応するのですが、誰が出したものか明確に分かるので、改善されるようになりました。

▽戸別収集で困ったことは?
中鉢さん:門の中に容器があり、門扉に鍵がかかっていた時は苦労しました。

▽反対にうれしかったことは。
中鉢さん:ごみ箱に「お疲れさま」「収集ありがとう」などのメッセージが書いてあったのが、うれしかったです。

宮本さん:私は、暑い日に気分が悪くなって休んでいたら、近くの家の人が氷水を持ってきてくれました。本当に助かりました。

▽戸別収集になると、渋滞するのでは?と心配する声もありますが……。
中鉢さん:戸別収集=渋滞ではないと思います。クリーンステーション収集でも渋滞になる時はありますよね。

▽ごみを出す上で、ここは絶対に気を付けてほしいところは。
宮本さん:まずは、ごみ袋をきちんと結んでほしいです。収集する時、私たちはごみ袋の結び目の辺りをつかんで持ち上げています。結び目が緩いと、ごみが横から落ちたり、結び目がほどけてごみが散乱したりしてしまいます。収集袋の口、2カ所を忘れずに結んでください!

中鉢さん:水切りも忘れずにお願いします!それから、道路工事の関係で、通常とは違うルートで回ることがあります。「いつもは●時ごろの収集だから」ではなく、必ず朝8時30分までに出してください。

▽全市で戸別収集になりますが、市民の皆さんに一言お願いします。
光山さん:最初のころは排出容器の場所が分かりにくく時間がかかったり、取り残しがあったりするかもしれませんが、体制を整えて全力で取り組みます!ご協力をお願いします。