くらし 市長だより vol.76 現場第一主義

今年も逗子海岸の海開きを迎えました。関東の中でも早い海開きは、逗子に夏の到来を告げています。
戦後の逗子の発展は、海と共にあったのだと思います。かつては夏の娯楽といえば海水浴に出掛けること。昭和40年代は海水浴場開設中に約200万人の来場があったとも記録され、泳ぐこともできないくらいの人混みになっていました。まさにこれが逗子における活力の原点だったのでしょう。娯楽の幅が多岐にわたる現代でも、逗子の経済にはいまだ夏の海水浴の貢献は大きいものがあると考えます。
現在、逗子海水浴場はファミリービーチを前面に打ち出し、家族連れでの来場を呼び掛けています。監視所の前では、子ども用ライフジャケットを無料で貸し出しています。海水浴場のルールを皆さんに守っていただき、誰もが楽しめる海岸にしていきたいと思います。
海と山が近接する自然豊かな逗子のまちは、多くの方々から憧れていただける場所です。これを後世にも伝えていかなくてはなりません。皆さんと一緒に守りつないでいきましょう。

逗子市長 桐ケ谷 覚