くらし 市長だより vol.78 現場第一主義

9月になりました。夏休みなどの長い休み明けは、生活のリズムが崩れて気持ちの切り替えがうまくできなかったり、久しぶりの学校生活に不安を感じたりする時期とも言われます。
市では、全国的にも増加する不登校の子どもに対する取り組みを進めています。今年度は、教室以外の居場所として利用できる校内支援教室を、市立小・中学校全8校に設置しました。
ただし、学校に行くことだけがゴールではありません。民間のフリースクールを選ぶ子どももいます。今月特集した体験学習施設スマイルも、学校に行きづらさを感じている子どもの居場所の一つとして活用できないか検討しています。また保護者の方に寄り添い、支えることも大変重要と考えます。現在、保護者向けの講演会などを企画しているところです。
何より「誰かに相談できる、一人ではないと思えるまち」「気持ちのつながりを感じるまち」であることが大事だと思います。そのような住みやすいまちを目指して、引き続き市政を運営してまいります。

逗子市長 桐ケ谷 覚