くらし 厚木愛通信

厚木市長 山口貴裕

「芸術は爆発だ!」。1970年の大阪万博でシンボルアートとなった「太陽の塔」を手掛けた芸術家・岡本太郎さんの言葉です。時を経て大阪万博が再び開かれる中、本市では複合施設「あつめき」の工事現場の仮囲いに子どもたちが思い思いに絵を描くイベントを開催しました。
子どもたちの前にそびえ立つのは、高さ3メートル、幅11メートルの「巨大キャンバス」。市内出身のアーティスト・井上純さんと赤、青、黄などのペンキを使って手形や絵などを描きました。その作品はまさに個性の「爆発」で、重なり合う色に芸術を感じました。井上さんからは現場の熱を教えてもらいました。
「まちは人がつくり、文化・芸術は人をつくる」。その思いから、私は「文化・芸術の聖地づくり」を唱えています。市民交流プラザのアートギャラリーには、皆さんが発表する絵画や写真が並びます。作り手の熱い思いから、エネルギーや潤いをもらえるお気に入りの場所です。
2023年には民間事業者と協定を結び、商業施設での定期演奏会も開催。中町花の公園では、路上ミュージシャンによる「あつぎストリートフェス」も展開しています。今後も、誰もが文化・芸術に参加して楽しめる環境をつくってまいります。