- 発行日 :
- 自治体名 : 神奈川県海老名市
- 広報紙名 : 広報えびな 令和7年11月1日号
令和6年度一般会計の決算を中心に、市民の皆さんが納めた税金の使い道をお知らせします。

■用語説明
※歳出決算を性質別で分類した「性質別経費」で示します。
人件費…市長や市職員の給与、議員や会計年度任用職員の報酬など
扶助費…障がい者や高齢者への支援、生活保護費など
公債費…市の借金である市債の返済に充てる経費
物件費…消耗品、業務委託料など
補助費等…各種団体への補助金など
普通建設事業費…道路などの整備や建物の建設に関する経費
■市民1人当たりの歳出決算額(目的別経費)
1人当たり総額:39万4,642円
総務費:6万5,795円
民生費:17万4,205円
衛生費:2万9,630円
土木費:2万4,286円
消防費:2万1,995円
教育費:5万390円
その他:2万8,341円
※住民基本台帳の令和7年3月31日現在の人口14万916人を基に算出
■決算額
収支の管理は、「一般会計」「特別会計」と「企業会計」に分かれています。「一般会計」は基本的な行政運営の経費を賄うもの、「特別会計」は独自の収入があるもの、「企業会計」は地方公営企業法の適用により企業会計方式で事業を運営するものです。

■一般会計決算の概要
歳入は576億642万円(グラフ1)、歳出は556億2928万円(グラフ2)となり、歳入・歳出ともに前年度を下回りました。
歳入は、海老名駅西口・駅間地区の開発の進展、市内企業の業績が堅調であることなどにより、法人市民税・固定資産税の税目が増加しました。一方、新型コロナウイルス感染症に関係する予算が大幅に減少したことにより、国庫支出金は前年度を下回りました。
歳出は、食の創造館別館の建設が完了したことなどにより普通建設事業費が減少しました。プレミアム付商品券発行事業が終了したことにより補助費等も前年度を下回りました。
市民1人当たりの基金・市債の残高は良好です。基金残高は6万4111円と政令市を除く県内16市の中で9番目に多く、市債の残高は特別会計・企業会計分を含めて27万4440円と、政令市を除く県内16市で3番目に少ない金額です。
実質収支は、歳入歳出決算額の差額19億7714万円のうち、翌年度に繰り越すべき財源を差し引いた15億2113万円となりました。
■財政状況は「健全」
自治体の財政状況は、財政健全化法に基づき算定され、国が定める基準を超えた場合、財政の健全化に取り組む必要があると判断されます。令和6年度の本市の財政状況は、「健全化判断比率」「資金不足比率」のいずれも国が定める「早期健全化基準」「経営健全化基準」を大きく下回り、問題なしと判断されました。

