- 発行日 :
- 自治体名 : 新潟県新潟市
- 広報紙名 : 市報にいがた 令和7年9月21日号
ぷちぷちとした食感と独特の芳醇(ほうじゅん)な香り、程よい甘みが特徴の新潟のイチジク「越の雫」。生で食べても加工して食べてもおいしい越の雫を味わってみませんか。
◆イチジク「越の雫」ってこんな果物
越の雫は新潟が誇るイチジクのブランド名で、8月下旬から11月中旬まで出荷・販売されます。
イチジクの形と、越後の土地にみずみずしい果実のしずくが舞い落ちたイメージから命名されました。新潟市では西蒲区を中心に、西区・南区でも生産されています。
平成24年に、新潟市が自信を持って全国に誇る自慢の農畜水産物「食と花の銘産品」に指定されました。
◆新鮮な越の雫はココで買えます
JA新潟かがやき農産物直売所「越王(こしわ)の里」
(西蒲区竹野町【電話】0256-72-2332)
※市内の一部スーパーでも販売
◆おいしい体に良い 越の雫を食べよう!
▽食べ方いろいろ 越の雫のおいしい食べ方
『生で食べる』
果実そのもののおいしさを味わいたいなら、皮をむいて生で食べるのがお薦め。サラダに入れたり、生ハムをのせたりして食べてもおいしいです。
[おいしいイチジクの見分け方]
・皮が赤褐色で張りがある
→熟すと皮が赤褐色になります
・香りが良い
→熟すと特有の芳醇な香りが漂います
『手作りデザートの材料にする』
イチジクの赤ワイン煮
[材料(4人分)]
・イチジク 4個
・赤ワイン 250cc
・水 250cc
・グラニュー糖 125g
・オレンジスライス 3枚
・シナモンスティック 1本
・バニラアイス 適量
・シナモンパウダー 適量
・ミント 適量
[作り方]
(1)イチジクの皮をむく。
(2)鍋に赤ワイン、水、グラニュー糖、オレンジスライス、シナモンスティックを入れ、火にかけ沸騰させる。
(3)(2)に(1)のイチジクを入れ、約20分煮る。
(4)ボールに移し、粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やす。
(5)器に盛り付けバニラアイスを添える。その上にシナモンパウダーを振りかけて、ミントを飾る。
▽イチジクは健康と美容に良い!
『血圧を下げる』
越の雫に多く含まれるカリウムは血圧を下げる効果があります。血圧が下がると、動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞などの予防につながります。
『消化を促進』
フィシンやリパーゼといった「タンパク質分解酵素」の力で食べた物の消化を促します。
『便秘を解消』
ペクチンなどの食物繊維が排便を促し、便秘の解消につながります。
『美容にも効果的』
ビタミン類やカルシウム、鉄分などのミネラルが豊富で、肌の健康維持などが期待できます。
◆生産者が教えます 越の雫の魅力
JA新潟かがやき いちじく部会
部会長 鈴木 哲也さん
私は元々、会社員でしたが、定年退職後に農協からのサポートなどを受けて、イチジク作りを始めました。
イチジクの栽培作業は、毎年冬の始まりから、収穫が終わる11月まで1年中やることがあります。他の果物と比べると育てやすいですが、春先の霜や梅雨時季の雨への対策など、大変なことはたくさんあります。それでも、おいしいイチジクができた時はとてもうれしく、やりがいを感じます。
一番お薦めの食べ方はやはり生です。越の雫の程よい甘みとみずみずしさが最も堪能できる食べ方だと思います。また、砂糖を加えて煮る甘露煮は、濃厚な甘みが味わえる一品ですよ。
越の雫は生産量が年々増えていて、今イチオシの果物です。食べたことがある人もない人も、今が旬の越の雫をぜひ味わってみてください。
◆いろいろな食べ物で越の雫を味わおう
▽PATISSERIE Lien(パティスリー リヤン)の「越の雫とマスカルポーネクリームのタルト」
旬の越の雫をぜひ味わってください
越の雫とマスカルポーネクリーム、カスタード、イチジクジャムを組み合わせたタルトです。
営業時間:10時~18時 ※月曜定休、火曜不定休
住所:秋葉区あおば通1-7-10
【電話】0250-24-2840
▽サフランの「キタノカオリバゲットの越の雫クリームチーズサンド」
越の雫とクリームチーズをバゲットにサンド。生ハムの塩気が越の雫の甘みを引き立てます。
※大形店(東区大形本町2)、女池店(中央区女池6)、青山店(西区青山1)の3店舗で提供。営業時間、問い合わせ先など詳しくは同店ホームページに掲載
▽古町糀製造所の「糀(こうじ)・いちじく」
米の優しい甘さが特徴の甘酒と越の雫をブレンドしたドリンクです。
営業時間:10時~17時 ※火曜定休
住所:中央区古町通2-533
【電話】025-228-6570
*****
問い合わせ:食と花の推進課
(【電話】025-226-1861)