文化 連載(3) みなとまち新潟 次世代に向けた古町芸妓魅力発信事業

■まちをうけつぐ まちをつくる 
~古町花街に学ぶ、高校生のまちづくり探究~
区では、若い世代ならではの新たな視点や感性をいかし、地域の魅力を広く発信することで、地域産業の活性化や交流人口の増加を目指しています。今年度は、新潟南高校の探究活動「江風SSG」で「まちづくり」をテーマに学ぶ生徒たちの取り組みの様子を不定期で紹介しています。第3回となる今回は、古町花街のフィールドワークを行った様子を取り上げます。

●古町花街の魅力発見!
11月9日、「古町花街の会」事務局長の久保有朋さんのガイドで、生徒たちは鍋茶屋通りや古町通りなど戦前の建物が並ぶ通りを巡りながら、まちの歴史や文化について学びました。久保さんは「古町花街は、かつて文人や著名人が集まった場所で、現存する花街ゆかりの歴史的建築は、一度壊したら再度建てることが難しい貴重なものばかりです」と説明しました。
またそうした建物は、一部を新しくしながらも、文化財として大切に保存されたり、店舗として活用されたりしていて、「現代にうまく溶け込みながら保存継承されています」と話しました。
久保さんは「歴史ある建物をただ守るのではなく、背景を理解した上で、皆さんのような若い世代の新しい視点で古町花街の魅力を発信してほしいです」と生徒たちに伝えました。

●生徒の声をピックアップ
・通ったことがある場所でしたが、歴史や背景を学びながら歩くことで、以前よりもっと深く古町に興味を持ちました! 
・繊細で美しい建物の造りを間近で見て、改めて守っていかなければならない文化だと感じました! 

次回最終回は、生徒たちが感じた古町芸妓の魅力を、生徒自身が記事にして紹介します。

問い合わせ:地域課
(【電話】223-7054)