- 発行日 :
- 自治体名 : 新潟県小千谷市
- 広報紙名 : 広報おぢや 2026年1月号
■挑戦者インタビューvol.6
飛翔龍の牛持ち
垂井(たるい)智子(ともこ)さん(61歳・新潟市)
熊木(くまき)あゆみさん(49歳・南魚沼市)
もともと小千谷と山古志でそれぞれ牛持ちだった2人は、令和5年に鹿児島県徳之島で開催された「全国闘牛サミット」で意気投合。令和7年9月、開催日が2人の誕生日であった岩手県久慈市の「平庭闘牛大会しらかば場所」を一緒に観戦した際に、2人で牛を持つことを決める。小千谷闘牛振興協議会・星野雅一さんから角突牛「小兵」を受け継ぎ、越後の「飛翔龍」として10月の小千谷場所でデビュー。
また、2人は令和7年4月に発足した「小千谷角突よしたレディース」に所属し、小千谷の牛の角突きを盛り上げるために活動中。
《越後の“牛持ち”に挑戦ふたり一緒だから、心強い》
◎自分の牛がいる、唯一無二の世界へ
熊木)縁もゆかりもない土地の習俗に参加することは、私にとって大きな挑戦でした。そんな私を快く受け入れてくれた小千谷闘牛振興協議会のみなさんには感謝するばかりです。3年ぶりに自分の牛を持つことになり、“自分の牛がいる”という唯一無二の世界に戻れたことが本当にうれしいです。智子さんと飛翔龍と一緒に、これからどんな景色が見られるのか、とても楽しみです。
◎越後・飛翔龍(ひしょうりゅう)デビュー
垂井)牛の角突き10月場所のデビュー戦では、始まる前からドキドキとワクワクが止まりませんでした。入場して牛同士が頭を合わせた瞬間、大声援!自分の牛となるとやはり力が入ります。心地よい緊張と取組終了後の達成感は、飛翔龍と一緒に角突きを楽しんだ最高の時間でした。
熊木)角突きでは勢子が自分の地域の牛につきます。地元でない私たちの牛に誰もついてくれないのではないかと少し不安でしたが、デビュー戦では何人もの勢子の方が応援についてくださり、本当にうれしかったです。
◎勝ち負けを決めない、思いやりの闘牛
垂井)勝敗を決めずに引き分ける小千谷の角突きには、地元の方々の大きな応援があり、老若の勢子がおおぜい参戦しています。どんな場面であっても、牛の状態を考え、協力し合い、引き分けに持っていきます。牛を心身ともに傷つけない安心感があります。
◎今後の目標
垂井)まだ3歳の飛翔龍。これから先輩牛の力を借りて技を覚えて、どんどん活躍してほしいです。飛翔龍と一緒に私たちも成長していきたいと思っています。
熊木)角突きの主役は牛たちです。気負いすることなく、この習俗を支えていけたらいいなと思っています。
「飛翔龍」の「飛」と「翔」は2人が以前所有していた牛の名前の頭文字から、「龍」は2人の干支「辰(龍)」から名付けました♪3歳の飛翔龍は、誕生日が遅いため体は少し小さいですが、意地と根性のある牛です‼(垂井・熊木)
▽令和8年おぢや牛の角突き開催日

■挑戦者インタビューvol.7
小千谷市音声訳の会
水落(みずおち)聡子(さとこ)さん(65歳)
令和6年11月、知り合いに声をかけられたことをきっかけに音声訳の会に入会。広報おぢやの内容を音声にして伝えるボランティア活動を行っている。
《“声”で広報おぢやを届けるために》
◎音声訳に挑戦したきっかけ
音声訳の会の知り合いの方から「やってみない?」と声をかけられたのがきっかけです。2か月に1回程度の活動と聞いたので、「そのくらいならやってみようかな」と思い、実際に活動している様子を見学させてもらいました。広報おぢやの内容を正確に伝えるため、読み方や表現方法などを真剣に話し合い、録音するみなさんの姿を見て、「難しそうだ」とはじめは思いました。そのことを音声訳の会の先輩に相談したら、「私が教えるよ、一緒に練習しよう」と気さくに言ってくれたこともあり、今も活動を続けています。
◎聞き手に分かりやすく伝えるために
聞き手にとって分かりやすく、正確に情報を伝えることを意識しています。特に、誌面上に文字で表されていない写真やグラフ、図などは、どうしたら正確に情報を伝えられるかよく考えます。行き詰まったら過去の音声訳を振り返り、先輩方の表現にヒントを得ながら取り組むようにしています。
◎回を重ねるごとに成長を実感
グラフや図など、表現が難しい内容を上手に説明できたときに成長を感じます。また、先輩の表現方法を学び、自分のスキルアップにつながった瞬間は喜びを感じます。退職して時間が経つにつれ、日常生活で適切な言葉が思うように出てこないことが多くなりましたが、最近ではそれも減り、音声訳の活動が活きていると感じています。
◎今後の目標
自分の言葉をより分かりやすく伝えるため、言葉一つひとつのイントネーションやアクセントなどにも意識を向けたいです。視覚に障がいを持つ方々が実際に私たちの音声訳を聞いた感想をいただける機会があれば、より伝わる音声訳につながると思います。向上心を持って、今後も活動に取り組みたいです。
▽音声訳ってなに?
「音声訳」とは、見えない人、見えにくい人、文字を認識することが困難な人などに、広報誌、新聞、書籍などの文字や図表の情報を正確に、分かりやすく、音声で届けることです。
■仲間募集‼小千谷市音声訳の会
*会員数:21人(令和7年12月現在)
ボランティアサークル「小千谷市音声訳の会」では、視覚障がいのある方や高齢で広報誌を読むことが難しい方などへ、広報おぢやを音声版にして配布しています。
また、音声訳やパソコンを使った編集作業に協力してくださる仲間も募集しています。気軽にお問い合わせください。
問い合わせ:小千谷市音声訳の会(会長:中山)
【電話】77-6747(FAX兼用)
広報おぢやの音声訳は、市ホームページでも配信しています。家事や育児をしながら聞くこともできます。それぞれの使い方で、ぜひご活用ください。
