- 発行日 :
- 自治体名 : 新潟県小千谷市
- 広報紙名 : 広報おぢや 2026年1月号
■挑戦者インタビューvol.4
中越高等学校3年 野球部
平澤(ひらさわ)謙太(けんた)さん(18歳)
東小千谷中学校出身。小学2年生のときに地元の野球クラブチーム(当時の東小千谷フェニックス)で本格的に野球を始める。中学時代は長岡のシニアリーグチームに所属。その後、中越高等学校に進学し、野球部に入部。高校3年生の最後の夏、悲願の甲子園出場を果たす。ポジジョンはセンター。
《「天に指を。」仲間とともに掴(つか)んだ夏の甲子園》
◎チーム力を大切に、日々鍛錬
全体練習では、仲間とのつながりやチーム力を特に大切にしていました。また、失敗に対して、その場で流すのではなく、どうしたらよかったのかを自分なりに考え、人に説明ができるプレーを常に意識していました。
◎チームの思いを背負って挑む最後の夏
春の新潟大会の準決勝前日にケガをして、メンバーから離れる期間があり、夏の大会前の北信越大会ではスタンドからみんなのプレーを見ていました。そのときに、「自分の代わりはいくらでもいるんだ。そういう環境に自分は居て、そのうえでメンバーに選んでもらっていたんだ」と自分の立場を実感しました。また、メンバーを離れていた間は「謙太がいないとだめだ」と言ってくれる仲間の声が心の支えでした。その後、無事にケガも完治して夏の新潟大会に間に合いましたが、この経験から、「試合に出られない仲間の分もがんばりたい」と強く思うようになり、仲間の思いを背負って夏の大会に挑みました。
◎新潟大会決勝戦、決勝点となった勝ち越しホームラン
打った瞬間は、ホームランの打感はなく、スタンドにボールが入る音を聞いてからホームランだと分かりました。スタンドからの大きな歓声が、今でも耳に残っています。勝利したときに天に指を立てる「天に指を。」という言葉をチーム内でスローガンのように使っていたので、それを夏の新潟大会決勝戦で実際に体現できたのがとても感慨深く、印象に残っています。
◎今後の目標
高校野球を通して、互いに高め合える最高の仲間と出会い、向上心を持ち続けること、相手を尊重する気持ちや礼儀など、人として大切なことをたくさん学びました。高校野球は甲子園をもって終了となりましたが、進学先の大学でも野球を続けます。中越高校で積み重ねてきたものと甲子園の大舞台に立った経験に自信を持ち、新天地でも挑み続けたいです。また、中学時代に一緒に野球をしていた新潟明訓高校の田村洸太郎選手(小千谷市出身)と再びチームメイトになります。大学日本一を目指し、野球で小千谷を盛り上げたいと思っています。
▽第107回全国高等学校野球選手権新潟大会
中越高等学校と昨年の優勝校・新潟産業大学附属高等学校による、夏の甲子園出場をかけた決勝戦は、初回に両校が2点を得点し、中盤は互いに得点を許さない緊迫した展開が続く。そして2対2のまま迎えた7回裏、中越高等学校の平澤謙太選手が右翼へ勝ち越しのソロ本塁打を放ち、試合を動かす。その後はこの一打によるリードを守り抜き、中越高等学校が3対2で優勝。7年ぶり新潟県内最多タイ12回目の夏の甲子園出場を果たした。
*令和2年独自大会を含めると最多13回目の優勝
■挑戦者インタビューvol.5
中越高等学校2年 野球部
山田(やまだ)夢亜(ゆあ)さん(17歳)
東小千谷中学校出身。野球一家で育ち、幼い頃から野球が好きで、高校野球のマネージャーにずっと憧れていた。中学校では吹奏楽部に所属。その後、甲子園出場を目指して中越高等学校に進学し、マネージャーとして野球部に入部。
《自分にしかできないことでチームを勝利に導きたい》
◎甲子園出場を目指し、覚悟を持って挑む高校野球
5歳上の兄がおり、新潟産業大学附属高等学校の野球部に所属していました。令和3年、当時高校3年生だった兄の最後の夏の大会は、新潟大会決勝で日本文理高校に敗れ、甲子園出場を果たすことができませんでした。決勝戦当日は私の13歳の誕生日でしたが、“甲子園”という最高の誕生日プレゼントとはならず、誰よりも泣いたことを覚えています。そこから、「必ず私が甲子園に行く」という気持ちが芽生え、それを果たせるのは中越高校野球部しかないと思い、中学2年生の夏には、中越高校に入学して野球部のマネージャーになる覚悟を決めていました。
◎チームを支えるうえで意識していること
選手が自分で考えるだけでは分からないチームの課題や置かれている状況などを、選手とは違うマネージャーの視点で客観的に判断して、選手に指摘することを意識しています。“マネージャーにしかできないこと”を常に考えながら行動するよう努めています。
◎マネージャーの力でチームを勝利に導く
監督からは「マネージャーでチームを勝たせる」ということを言われています。選手だけで勝つのではなく、マネージャーのサポートがあって選手の好プレーにつながり、その先に勝利があります。「マネージャーの行動でチームを変えられる」「マネージャーの力でチームを勝利に導ける」そういうマネージャーになりたいと思っています。選手たちからもそれを求められているので、期待に応えたいです。
◎今後の目標
マネージャーにしかない視点で選手をサポートできる存在を目指していますが、まだ未熟なところがたくさんあり、やり切れていません。選手に何かあったときに、「自分がこうすればよかった」などと後悔することもあります。後悔をなくせるように、目指す姿を頭の中で考えているだけではなく、そのために自分ができることを実践していきたいです。目指す姿を実現して、選手やチームの力を高めることに貢献し、先輩たちが果たせなかった“甲子園での勝利”を、最後の夏、この仲間と掴みます。
