- 発行日 :
- 自治体名 : 新潟県小千谷市
- 広報紙名 : 広報おぢや 2025年11月号
日本においてがんは死因の第1位です。国民の2人に1人ががんになり、3人に1人ががんで亡くなっています。
■小千谷市の状況は?
小千谷市の死因の第1位は老衰、第2位はがんです。部位別の死亡状況は右のグラフのとおりです。肺がんが最も高く、次いで大腸がん、膵臓がんの順となっています。
▽小千谷市のがん部位別死亡状況(令和元年~令和5年の合計)(新潟県保健福祉年報)

■がんを予防するためには?
国立がん研究センターを中心とする共同研究グループは、5つの改善可能な生活習慣に「感染」を加えた「日本人のためのがん予防法5+1)」を定めました。
▽科学的根拠に基づくがん予防ガイドライン
日本人のためのがん予防法(5+1)
日本人のがん予防に重要な生活習慣に関わる5つの要因と感染
(1)たばこ(2)お酒(3)食生活(4)身体活動(5)体重(+1)感染
(1)たばこ:たばこは吸わない。他人のたばこの煙を避ける。
(2)お酒:飲酒はひかえる。
(3)食生活:減塩する。野菜と果物をとる。熱い飲み物や食べ物は冷ましてから飲む。
(4)身体活動:運動する習慣を持ち、少しでも身体活動量を増やす。
(5)体重:太りすぎ・痩せすぎに注意して、適正体重を維持する。
(+1)感染
・肝炎ウイルスやピロリ菌感染の有無を知り、感染している場合は除菌を検討する。
・子宮頸がん検診の定期検診を受ける。
・該当する年齢の人は子宮頸がんワクチンを接種する。
↓
この5つの健康習慣を実践する人は、0または1つしか実践しない人に比べて、がんになるリスクが男性で43%、女性で37%低くなると推計されています。1つでも多くの健康習慣を身につけましょう。
■今年度のがん検診はまだ申し込むことができます
市では、肺がん検診を11月まで、胃がん・大腸がん・乳がん・子宮頸がん検診を12月まで実施しています。申込希望の方は健康・子育て応援課健康増進係(【電話】83-3640)までご連絡ください。詳しい検診日程は、本号23ページの「検診日程」をご覧ください。
問い合わせ:健康・子育て応援課健康増進係
【電話】83-3640
