くらし リチウムイオン電池の火災危険(1)

■リチウムイオン電池火災とは?
リチウムイオン電池関連火災は、リチウムイオン電池を搭載した製品から出火した火災のことです。リチウムイオン電池に起因する火災が、近年急増しています。取扱い方法をよく確認し、異常を感じた場合は、すぐに使用を中止しましょう。

■火災件数は右肩上がり

リチウムイオン電池関連火災状況(東京消防庁管内直近10年)

■[事例1]車内に放置したモバイルバッテリーから出火
リチウムイオン電池は熱に弱く、炎天下の中、運転席に置き忘れたモバイルバッテリーから出火し車が焼損しました。
【原因】リチウムイオン電池が高温環境にさらされることで電池内部の温度が上昇し、異常な反応が起きて発熱・破裂・発火しました。
モバイルバッテリーが発火する様子 NITE再現実験

■[事例2]転倒の衝撃でスマホが出火
リチウムイオン電池は衝撃にも弱く、スマホをポケットに入れた状態で転倒した際にスマホが発熱・発火し火傷を負いました。
【原因】転倒した衝撃により、内部ショートが生じて異常発熱し焼損しました。
スマートフォンが発煙する様子 NITE再現実験

■リチウムイオン電池が使用されている主な製品
▽モバイルバッテリー
▽携帯ゲーム機
▽ハンディファン
▽電気シェーバー
▽スマートフォン
▽電子タバコ
▽ノートパソコン
▽電動工具
▽コードレス掃除機
リチウムイオン電池は、繰り返し充電、放電できる電池で、二次電池の一つです。この電池は、高容量、高出力、軽量という特徴があります。
主に小型で大量の電力を必要とする製品(スマートフォン、コードレス掃除機、ノートパソコンや電動工具など)に使用されています。

■[事例3]電動アシスト付自転車が出火

■[事例4]充電中のバッテリーが出火

※詳細は、本紙P.2~3をご覧ください。

問合せ:砺波消防署
【電話】33-0119